月光の夏 (講談社文庫) [Kindle]

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  • 終戦間際。フッペル社製のグランドピアノを保有する佐賀県の鳥栖小学校に2人の青年が突然訪れる。彼らは間も無く特攻隊として出撃し、もう戻って来ることはない。なので最期に存分にピアノを弾かせて欲しいと頼み込み、ベートーベンの《月光》を弾いた。2人とも戦争が無ければ音楽家、音楽教師を目指したという。その場に居合わせた女性音楽教師はこの出来事を深い悲しみとともに記憶した。戦後40年の歳月が経ち、何かの折に彼女は、かつて2人の若き特攻隊員が弾いたピアノが廃棄される予定だと知る。捨てるなら自分が引き取るといい、その理由を問われた。事の次第を説明したところ、講演会をすることになり、それが反響を呼びピアノ保存活動に発展する。という事実に基づいた創作小説です。この本はできるだけ多くの人、特に若い世代に読んで欲しいです。長く読み継がれていって欲しいです。途中、特攻隊員の遺書が何点か収録されているのですが、どれもやるせない気持ちになります。

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著者プロフィール

作家。1933年福岡県生まれ。
1964年、テレビドラマ脚本『十八年目の召集』で第1回久保田万太郎賞を受ける。
日本放送作家協会理事、文部省社会教育審議会委員・専門委員などをつとめた。
小説、ドラマ、ドキュメンタリーなど戦争と戦後問題をテーマとする作品が多い。
『月光の夏』は自らの企画、脚本で映画化、映画(神山征二郎監督)は観客210万人という大ヒット作となった。オーディオドラマ『ヒロシマの黒い十字架』(中国放送)は2000年度文化庁芸術祭大賞を受ける。
著書に『夢にむかって飛べ 宇宙飛行士エリソン・オニヅカ物語』(講談社)、『虹の絆』(毎日新聞社)など。最近刊『子犬よさらば、愛しきいのち/ユキは十七歳、特攻で死んだ』(ポプラ社)。

「2004年 『ピアノは知っている 月光の夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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