戦犯の孫―「日本人」はいかに裁かれてきたか―(新潮新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 裁くことについての正当性について論じる著作が多い中で、史実と統計数値、更にA級戦犯の子孫の生き様をできるだけ客観的に描いた姿勢はとても好感が持てる。ただ、出典にはやや疑問が残るところではある。
    いわゆる東京裁判以外での裁判について多くとりあげており、日本兵は、アジア諸国の独立のために戦ったので、好感を持たれているという考え方は余りにも単純な見方でshかない、ということがよくわかる。何が正しいのかを論じる前に、こうした事実関係についても理解しておく必要があると思う。

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著者プロフィール

二松学舎大学文学部歴史文化学科准教授

「2023年 『残留兵士の群像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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