- Amazon.co.jp ・電子書籍 (200ページ)
感想・レビュー・書評
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電子書籍版で購入。紙の本で買えばよかった、と思わせるような話の作りになっていた。
訳者の円城さんがそのまま自分で書いたのかと思うような文章で、理系の言葉遊びのような表現が面白かった。
家族小説として、さらに内省的な小説としてグッとくる部分がかなり多かったが、結末への「収束」はハッピーエンドということでいいのだろうか? …ともかく読後感はよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良くも悪くも円城塔。
SFあんまり読んだことないor円城塔は名前しかしらない、位の人には面白いから読んでみな!とは絶対に言えない感じです。
アメリカ小説っぽい、家族愛をテーマにしたSFと言うと非常に興味をそそるかもしれませんが…と言うか、これはハッピーエンドで良いんですよね?w -
SFというよりメタフィクション
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タイムマシンの修理工であり、自らもタイムマシンに乗る主人公が"思い出"と言う原始的な時間の概念の枷に囚われていると言う構図が良い。
"思い出に囚われている"と言うよりは、単純に親離れの機会を逸して精神的な自立が出来ていないだけと言うべきか。くどくどと言い訳がましい文章も主人公のこうした面を映しているように思える。
SFはあくまでもオマケで家族を描いた小説。SF的な要素は早々に理解をやめて家族のストーリーを追うだけで十分楽しめる。
が、自分は円城塔の文章の冗長さが合わなかった。 -
大森望レビュー
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円城塔が好き
それだけの理由で衝動買い
非常におもしろかった
「あとで読み返そう付箋」がイッパイはさまっているので
そう言えると思う