華氏451度〔新訳版〕 [Kindle]

制作 : 伊藤 典夫 
  • 早川書房 (2014年6月25日発売)
3.78
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (161ページ)

華氏451度〔新訳版〕の感想・レビュー・書評

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  • 期待していたものとは大分違ったけど、興味深く読めた。
    普段読む小説より、登場人物の見捨てっぷりがすごい。

  •  1953年に書かれたSF作品。本が禁制品となったアメリカで、本を焼くことを仕事とする主人公が、ある日不思議な少女に出会って人生が変わることになるという、ディストピア小説。

     かなり有名な作品だが、SFとしてもメッセージ作としても中途半端な印象を受けた。ジョージ・オーウェルの『一九八四年』にも通じる設定だが、展開はそちらほど明瞭ではない。アメリカではかなり重要な作品として位置付けられているそうだが、扱っているテーマが読書という行為に直結したものであるおかげではなかろうか。

     想像上の未来世界を舞台とするこの作品の中に、なんらかの形で現代社会への警鐘や皮肉を見出すことは可能だろう。実際、ここに登場する「本を読まない人々」の描写はある意味現代人を象徴している。ただ、それ以上のものは感じられなかった。

     書かれてから65年を経た今、社会はおそらく作者の想像以上に変わった。インターネットと電子書籍の登場で、本を燃やすという行為は無意味になりつつあるが、この時代にはこの時代なりの焚書の姿があるだろう。私たちがディストピアを逃れたわけでないという気持ちは最近強まっている。

  • 2018/03/24
    俺がアインシュタインだ、言ってみたいね
    俺自身が本になることだ
    影響を与えないなら、存在しなかったと同じか

  • とても読みにくい小説だった。読みながら、何度も眠りそうになり、なかなかページが進まなかった。その原因として、文章表現がわかりにくく、一読では内容が理解しにくいこと、物語として見ても、主人公が逃亡して追跡されたり、戦争で爆弾投下されるなど劇的な事件が起こりながらも、ハラハラするような展開もなく、ストーリーに入り込めなかったことにある。
    書かれた時代を考えると、テーマや問題提起の先見性という点ではすばらしいとは感じるが。
    ラストも、尻切れトンボで終了しているように感じた。

  • 前半は実にグダグダしている。少女が出てくるが後半には絡まない(思わせぶりな描写はある)など。しかしその後半はスピード良く一気に駆け抜けていく。本に対しての主人公の行き過ぎた対応の指摘とかは特に気付かされる。読後感が良く、読んだ後もまた本を読み続けたくさせる一冊。

    後半、主人公が逃亡先で出会う同志に対し本の向き合い方が気張り過ぎだと諌められる場面が気に入っている。決して手放しで本を崇拝するわけではなく、正しく本に向き合い、扱うことを一貫して説いている視点が素晴らしい小説である。

    [第一部 炉と火竜] 主人公モンターグは初めて禁止された本を手に取り、焚書をする社会の異常さに気づく話。

    [第二部 ふるいと砂] 本に触れ感化された主人公が周り人に対し行動を起こす話。隠れた読書家、妻の友人達、焚書部署の上司はそれに対しそれぞれ反応を返す。

    [第三部 明るく燃えて] 密告された主人公が逃亡し、同志に出会う話。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784150119553

  • タイトルは本(紙)が燃える温度。本の所持が禁止された世界の話。刹那的快楽を求める現代社会を予言したかのよう。訳が悪いのか読みにくかった。

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