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- / ISBN・EAN: 4988021143332
感想・レビュー・書評
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最近、日本のとある偉大なインフルエンサーが自殺してしまって、それでネットの誹謗中傷は大きな問題だという、これまでことあるごとに何回も繰り返されてきた議論が再び熱を帯び、相変わらず同じようなコメントがメディア上で再演され、その中でこの映画が某映画評論家によりネットニュースの中でレコメンドされていた。この映画では、同級生に騙されてチャット相手に恥ずかしい写真を送ってしまった男の子が、学校中にその写真が拡散されてしまって絶望し、自殺をはかってしまう。今の世の中、今日もどこかで同じようなことが起こっていそうな、とても卑近に感じるエピソードである。加害生徒は「まさか死ぬとは思わなかった」という、これまたセンター試験の模範解答のような、なにかそういう公式でもあるのかと思うような通り一辺の弁を述べる。私がこの映画を観るきっかけとなったインフルエンサーの死に対する社会の反応も含め、ネットというものが台頭して以来、人間は、全く何も、ほんの少しも、ネットとの付き合い方について学んでいないし進歩していないことの証左が映し出されていると感じる。
このほか、ネットがもたらすトラブルの事例が、このいじめの事件とあわせて3つ、絡み合うように展開されていく。現実の社会でネット絡みの事件の根底にある問題が何十年かけても全く何一つ解決していないように、この映画でも特段なにか解決することはないし、カタルシスは全くない。胸糞悪い、極めて現実的な展開である。
ちなみに例のインフルエンサーの自殺は、ネットの誹謗中傷が原因というのがまるで真実のように語られているが、本当にそうだろうか。私にはなにか別の理由が/もあったのではないかと思うが、しかし真相は誰にもわからない。ただひとつはっきりしているのは、ネットとの関わり方について、誰も正解を見つけていないということだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SNSでチャットしてた相手が実は男のクラスメイトで、送った裸の画像を晒されてしまい自殺未遂で意識不明になる。
日本でもありそうなリアルに怖い話。
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インターネットをめぐるいじめ、自殺、詐欺、チャット、ポルノサイトなどを複数の同時進行する視点で描いた映画。身近なネット社会の話なのでリアルで身につまされる。
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オンライン上での出会いが日常になった現代においてそのリスクは想定以上であり、いかに恐ろしいことかということを知らしめてくれる作品。
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Amazonプライムビデオにて視聴。
良い気持ちにはなれない映画が、出来はしっかりしている。
評価はしません。 -
SNS黎明期に作中と似たような痛い危ない経験をしてきたので各エピソードの全員の気持ちが解る…ネットリテラシー大事。
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* crashみたいな複数のストーリーが並行して進み最終的に絡み合う構成
* 全体的に面白いんだけどラストが全てモヤモヤした感じ
* ネット被害も犯人見つからず、自殺未遂のお父さんも殴られて終わり、レポーターも結局若者助けられず…
* というかラストが印象に残りにくいというのがもったいない -
きっかけはネットでも、解決するのも傷つくのも生身の人間。機械相手だから平気で嘘も付くし傷つける。3つの話を見て、つくづくそう思った。