イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」 [Kindle]

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  • 英治出版
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感想・レビュー・書評

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  • 問題に取り組む前に、その問題って本当に取り組むべき??っていうことを徹底的に考えよということ。
    量をやればいいということに逃げるのではなく、アウトプットや問題提起の質を上げることを考えることを優先するべきということかな。

    質は初めから上がらないから、専門家や精通している人、先輩に「何を取り上げるべきか」聞いて、それがなぜ取り上げるべきなのかを考える。
    また、問題は「本質を捉えていて」「仮説がしっかりと深いいか」「答えが自分の持っている技術などで出すことが可能か」という観点からいい悪いが決められる。
    これらの条件を満たせば、いい問題となりうる。そのような問題をだすために、問題を分けたり、分析したり、構造化することができる。そして、それらの問題が見えたら、どうその問題を扱ってくのか、解決していくのかということをストーリー化していって、抜けがないようにするということ。

    本を一通り読んで、、
    問題提起の質を上げるということは、これっていいのか?ということを考えて、そのあとの行動のサイクルを早く回していくということかなと。シンプルだけれども、結構難しいそう。とりあえずは、、やってみようかな。。

  • 「すべての仕事に意味がある!」主義に待ったをかけ、本当に大切なこと(=イシュー)は何か考えるべきとしている。個人的に同じ思考をしていたため、読み出しは共感とともに自分の感じていた違和感をするするっと言語化されている感じがして心地よかった。

    中盤から後半につれて、イシューを見つけ質の高い解を出すための手法を説明している。あらゆる場面での手法が並べられるので、一度読んだだけでは理解が難しいように感じた。筆者も言うように、実際に経験していくことが重要であろう。

  • 問題解決のときに使える考え方が書かれている。こうした知的生産ができるよう鍛練中。何度も読み返して自分のものにしたい。

  • 課題を解決する時にどのような考え方で取り組むべきか、ひとつの方法を教えてくれる本。

    本のメインメッセージのようなものは序盤に凝縮されているような気がしたので後半部分を読むのが多少長く感じた。

    イシューの質をたかくもっていき、質の高いものから優先的にこなしていく。
    この基本コンセプトは本当に重要だなと感じた。
    あとは他でも聞いたことあるようなフレームワークだったり考え方だったりが出ている印象。

    少しくらいはこういった考え方を使えるようになりたい。

  • 企画立案において参考になる切り口が多かった。試していきたい。

  • 例えば、仕事で成果を上げるにしても、今のビジネスを拡大するにしても、
    私たちは往々にして、
    「業務をどう行うか?」「ビジネスをどう展開するか?」
    と考えがち。

    しかし本書は、こういった私たちが陥りがちな「どのように」「どうやって」HOWの思考を、高い生産性とは真逆のアプローチとして否定します。

    その代わりに提示されているのが、タイトルにもある「イシュー」です。

    本書によると、イシューとは「今すぐ白黒つけるべき問い」のこと。課題をどうやって解決するか?ではなく、課題の設定、すなわち「問い立て」そのものにフォーカスすることが、結果の8割を決めるのだと言います。

    私自身これまでを振り返ってみると、確かに、取り組むべき業務があったら、それをこなすことに躍起になるあまり、解決すべき課題の本質や、前提となる問いに疑問を抱くことをせずに仕事を進めてしまっていたことがとてもたくさんありました。これらのことが、的外れなアプローチや、打ち手の見誤りになり、結果として結果を出せずにいたことにつながっていたのだと、本書を読んであらためて痛感しています。

    「課題解決」ではなく「課題設定」の重要性についてかかれた本は他にもありますが、このことを本書では「何に答えを出すのか?」イシューというキーワードで鮮やかに明示しています。私の職場でも、仕事ができると言われている人は、おしなべてイシューの質が優れているな・・・と確かに思い当たるのです。

    本書は、この「イシュー」の見極めや問いの設定の仕方、問い立てした後のシナリオの設計、分析のTIPSといったところまでしっかりフォローした内容になっています。
    仕事の生産性や期待する成果を、今までより一段高いステージに持っていきたい人にお勧めの一冊です。

  • 小難しい話が多く、理解しようとするとそれなりの時間が必要です。
    期間を空けて何回も読み直すと理解が深まります。

    ■悩むな!悩むヒマがあるなら考えよう!!
    ・時間で働くな!成果を出そう!!
    ・労働者ではなくワーカーを目指そう!
    ・犬の道から脱却する方法は小さな成功から始めるコト

    ・犬の道脱却方法
    小さな成功から始めよう

  • 安宅氏流の問題解決の教科書。
    解くべき問い(イシュー)を本質的なものへ昇華させてから解決に当たるべし、というスタンスで、
    イシューの見極め→ストーリーラインの組み立て→絵コンテ作成→分析→プレゼン
    という問題解決の一連の流れを安宅氏という超一流のコンサルタントの解説付きで学ぶことができる。

    読みやすいが、習得が難しい。
    実例が豊富だが概念的なので、文章だけでは会得できない概念だと思うので、スライドを作って理解しようと思う。

    【基本概念】
    イシューとは、
    ・2つ以上の集団の間で決着のついていない問題 かつ
    ・根本にかかわる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
    をいう。
    バリューの高い仕事とは、「イシュー度が高く(その問題に答えを出す必要が高い)」かつ「解の質が高い(イシューに対して明確に答えを出している)」仕事のことをいう。

    「イシューからはじめよ」の基本スタンスは以下のとおり
    -「問題を解く」より「問題を見極める」
    -解の質ではなくイシューの質を上げる
    -知りすぎると馬鹿になる
    -一つ一つを速くやるのではなく、やることを削る
    -数字の桁数ではなく答えを出せるかにこだわる

    【良いフレーズ】
    ・悩まず、考える。悩んでいる自分を察知できるようになろう
    ・言葉にすることに、病的なまでにこだわる
    →概念を定義してチームの共通認識をつくる。上手く伝えられないとイシューとしては甘く、その検査。言葉にしてみると意外とクソなアイディアであることも多い。
    ・うさぎ跳びばかりしてもイチローにはなれない。「正しい問題」に集中した「正しい訓練」が成長に向けたカギになる
    ・根性に逃げない。バリューのある仕事を、今よりも簡単な方法でやる
    ・「テーマの整理」にとどめず強引にでも仮説を立てる。スタンスを取る。これによって無駄な作業が減り生産性が上がる。
    ・分析は「こういう結果が欲しい」と思いつつ楽しみながらやるのがコツ
    ・僕たちがやっているのは「限られた時間で、いかに本当にバリューのあるアウトプットを効率的に生み出すか」というゲーム
    ・「人から褒められること」ではなく、「生み出した結果」そのものが自分を支え、励ましてくれる。生み出したものの結果によって確かに変化が起き、喜んでくれる人がいることがいちばんの報酬になる。

    【メモ】
    ・悩むのではなく、考える。「悩んでいる自分を察知できるようになろう」

    ・労働量によって解の質を高めて無理矢理イシュー度も上げるのは「犬の道」で避けるべき。世の中に問題が100あるとすれば、今白黒をつけるべき問題はせいぜい2,3個程度。

    ・問題解決の正しいステップ
    ①いま本当に答えを出すべき問題(イシュー)を見極める
    ②イシューを小さく砕き、それに基づいてストーリーの流れを整理
    ③ストーリーの検証に必要なアウトプットの枠組みを作り、分析を設計する
    ④ストーリーの骨格に沿って段取りよく検証する
    ⑤報告書や論文の作成

    ・脳は「意味がある」と思えることしか認知しないので、どれだけ「意味があると思えること」を増やせるかが認知能力の向上に役立つ。そのためには情報を丸飲みせずに「かみ砕く」こと。

    ・イシューの見極め方
    イシューは解決したことによるインパクトが高くないといけないが、それだけではない。解決度合いを検証できないと意味がないし、受け手にそれを伝えられないと意味がない。これを見立てるためには、一人で考えないこと。知恵袋的な人を巻き込んでイシューを見極めることも大事な能力の一つ

    ・強引にでも仮説を立てる
    「こんな感じのことをきめないとね」で終わるのは「テーマの整理」にすぎず、イシューを見極めたことにはならない。強引に前倒しで具体的な仮説を立てることが肝心。

    ・ストーリーラインの立て方
    ①Whyの並び立て 「案件Aに投資すべきだ。なぜ魅力があるというとこうだからだ、なぜ手掛けるべきかというとこうだ、なぜ手掛けられるというとこうだからだ」
    →証明のための論点をMECEにすることが大事
    ②空・雨・傘 「傘を持つべきかどうか」→「空が晴れている」・「今の様子では雨が降ることはなさそう」・「だとすると傘を持っていく必要はない」
    →雨の部分で見えてきた課題の深堀がどこまでできるかが勝負(これが浅いと、傘を持つか持たないかの判断を誤ってしまう)

    ・絵コンテの書き方
    イシューと答えをつなぐ論理を組み立てるための、分析イメージ(こんな分析をしてこういう数字が出てくれば、論理的に証明可能だという絵)を絵コンテという。
    どんな分析データが欲しいかベースで、大胆に絵をかくこと
    分析とは比べること。分析で見たいのは、他との比較・自分の構成・自分の変化のどれかでしかない。

    ・伝えるコツ
    ①課題に共感してもらう(意味のある課題であることを理解してもらう)
    ②最終的なメッセージを理解してもらう
    ③メッセージに納得して、行動を起こしてもらう

  • 知的生産性を高めるための「イシュー」とは何かを知りたく読み始めた。

    時間を浪費せず、意味のある解をだすためには実際に調査・分析に入る前に複数のステップの取り組む必要があることを学んだ。

    今までの自分は、仮説も持たず漠然とデータを集め、そこから何か言えないかを必死に探していたように思う。それでは時間もかかるし意味あるアウトプットは生まれてこなかった。この本で学んだことを実践して、集中すべき問いに集中して生産性を上げたい。

  • 進め方のノウハウ。なかなか難しい。思考・論理・分析の分析、合わせて読んでよかった。理解の助けになる

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著者プロフィール

慶應義塾大学 環境情報学部教授。ヤフー株式会社 CSO(チーフストラテジーオフィサー)
データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程終了後、マッキンゼー入社。4年半の勤務後、イェール大学脳神経科学プログラムに入学。2001年春、学位取得(Ph.D.)。ポスドクを経て2001年末マッキンゼー復帰に伴い帰国。マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーの一人として幅広い商品・事業開発、ブランド再生に関わる。2008年よりヤフー。2012年7月よりCSO(現兼務)。全社横断的な戦略課題の解決、事業開発に加え、途中データ及び研究開発部門も統括。2016年春より慶応義塾大学SFCにてデータドリブン時代の基礎教養について教える。2018年9月より現職。内閣府 総合科学技術イノベーション会議(CSTI)基本計画専門調査会 委員、官民研究開発投資拡大プログラム (PRISM) AI技術領域 運営委員、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長なども務める。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版、2010)

「2020年 『シン・ニホン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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