数えずの井戸 (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (771ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 題名の通り、番町皿屋敷をモチーフにしており、登場人物なども合わせてはいるが、内容は完全に著者の創作だ。まるで、現代の世の人の心の闇を描いているかのようで引き込まれた。又市、徳次郎コンビが端役で登場しているのも楽しい。

  • Kindleでは初めて京極夏彦の小説を読んだ。
    京極作品は古い言葉が多いので、Kindleで読むと良い。分からない言葉をすぐに辞書で調べることができるからだ。
    本作品『数えずの井戸』は江戸怪談シリーズで、「番町皿屋敷」を解釈しなおした小説である。人間の欲や業といったものがテーマだ。
    数えるから足りないように思う。数えずに満ちていると思えば、それで完結していることになる。
    数を数え、もっともっとと欲するところに欲があり、業が渦巻く。
    現代人にも同じ構図はあてはまる。否、現代の方がより激しく渦巻く業である。

  • 2014/10/1 AmazonにてDL購入。(角川フェアのため¥994を¥460で)

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プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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