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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (771ページ)
感想・レビュー・書評
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題名の通り、番町皿屋敷をモチーフにしており、登場人物なども合わせてはいるが、内容は完全に著者の創作だ。まるで、現代の世の人の心の闇を描いているかのようで引き込まれた。又市、徳次郎コンビが端役で登場しているのも楽しい。
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Kindleでは初めて京極夏彦の小説を読んだ。
京極作品は古い言葉が多いので、Kindleで読むと良い。分からない言葉をすぐに辞書で調べることができるからだ。
本作品『数えずの井戸』は江戸怪談シリーズで、「番町皿屋敷」を解釈しなおした小説である。人間の欲や業といったものがテーマだ。
数えるから足りないように思う。数えずに満ちていると思えば、それで完結していることになる。
数を数え、もっともっとと欲するところに欲があり、業が渦巻く。
現代人にも同じ構図はあてはまる。否、現代の方がより激しく渦巻く業である。 -
2014/10/1 AmazonにてDL購入。(角川フェアのため¥994を¥460で)
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