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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (324ページ)
感想・レビュー・書評
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本当の孤独とは支える人、信頼出来る人が居ようとも居なくても、自身すらも信頼できない心の在り様ではないだろうか。
ジェルミの性暴力によって受けた傷は心の奥底まで深く根を張り、グレッグの影に怯え、苦しみ続け、犯罪の呵責が罪悪感として責め続ける。
そして、何度もの裏切りにより深く閉ざされた心に果たして声は届くのだろうか?
人は人によって傷付けられるが、人は人によって救われる。矛盾した人の心。
残酷で醜い世界があるように慈愛に満ちた美しい世界があるはずだ。信じ、許し、他者を委ねられるように、救済があらんことを。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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