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- / ISBN・EAN: 4562205582010
感想・レビュー・書評
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鬱屈した日々をおくる派遣労働者の梶(水澤紳吾)は、新たな勤務先の長野県の工場で、冴えない期間工の田中(宇野祥平)と出会うが少しずつ運命が、狂っていく。
2008年の秋葉原無差別殺傷事件に着想を得た映画。
自意識過剰、ネットに延々と愚痴を垂れ流し、自己嫌悪と容姿や境遇に対するコンプレックスに苦しむ主人公の心理と堂々巡りの葛藤が丁寧に描かれていて、 ヒリヒリするようなヒューマンドラマ映画です。
ナルコプレシーで気のいい田中や一見チャラ男だが密かに殺人を犯している岡田も印象的です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
秋葉原無差別殺傷事件をベースにしたお話・・・ですが、どっちかっていうと、自分の事を外見も内面もブサイクだと卑屈に生きる主人公より、サイコパスな連続殺人鬼に焦点が行くんですけど?(笑)
とにかくイヤな気持ちになる映画でした。
病院に押しかけて来た時、他の人たち警察に電話しないの?とか、人埋めてるかもって思いながら埋めれるって何?とか、逃げた女の子も知らない男の人の家に助けを求めて泊まる?警察行くべきでしょ?とか、いろいろと非現実的なところも多々ありーの。
トータル★2で。 -
ずっと気にはなっていた作品ですけれども、イマイチですかね…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
あんまり秋葉原のことに関係がないというか、実際に岡田のような怖い同僚なんて居たのか?? という感じ…まあ、フィクションなんでしょうけれども、それにしては展開が漫画過ぎてなんだかなぁ…古谷実?さんのとある漫画を思い出してしまいました…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
田中という、一見仲の良さそうな同僚の存在意義もよく考えれば意味不明というか…出す必要あったのか!? という感じ…。
ともかく何もかも消化不良の映画でしたねぇ…主演の俳優さんは頑張っていたとは思いますが…。ストーリーが練れていないと言いますかね、もう少し考えてから映画にしても良かったのでは? と思いましたね…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
昔から容姿に劣等感を持ったり、女にモテないと卑下したりは多かれ少なかれあったと思うが、現代は個々人を包む社会が、ネットや携帯や格差や派遣で変化してしまっており、そこに有体の愛情や友情や連帯や共同を見出す術が見つけにくくなっているといえる。
各キャラクターには、それぞれリアリティにつき違和感もあるが、それぞれの閉塞感は伝わってくる。
この手の作品では、自分はそうはならないという昔あったであろう根拠なき確信が、ガタガタと崩れていく羽目になる昨今ではある。 -
前知識入れずにパッケージだけで観てみた。
ああいう犯罪を犯す人間の滑稽さみたいなものを描きたかったのか。
犯罪に対するメッセージも薄っぺらだし、シーンごとの演出は悪くない気もするが、積み重なってラストの破滅へ収斂されるわけでもなくフィクションとしての出来にも不満。
この監督の映画はタイプじゃないな。