白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫) [Kindle]

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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (228ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 映画

  • 構成が見事。
    美人OLの殺人事件が発生。
    すべて、事件の関係者が記者の取材に答える形の
    「ひとり語り」で進行する。
    巻末に関連資料として、取材をもとにした週刊誌記事、
    記者や関係者のSNSやり取りが掲載されている。

    「ひとり語り」なので、描写は削ぎ落され、
    グイグイ読み進めることができる。

    記事やSNSが暴走することの怖さを感じるし、
    女性ならではの心の動きも浮き彫りになって
    (これは女性作家でないと書けないのでは……?)、
    単純に楽しめた。

    ある書評には「イヤミス度の高い作品」と紹介されていたが、
    それほど嫌な気持ちにもならなかった。

  • さくーっと読めた。全体的な書き方は面白いし斬新。湊かなえさんらしく、俗な女の性を書くのが上手。でも、エピソードが幼稚なものが多くて、こんな会社ある?って小説ながら突っ込んでしまった...

  • SNSや記事を使った描き方が個性的で惹き付けられた。
    こういう読み方も面白い。
    が、内容はそれほどでもなかったので何だか残念…。

  • やりたいことは面白いのだけど、少しだけ、物足りない感じ。

  • 映画を半分まで見ていたから、読んでいた時にその場面が思い起こされた。登場人物が影響されるのは、やはり、読んでいて面白くない。想像しやすいのは、いいけれど、何だか、影響されすぎてしまって… 途中でSNSの中で、事件を暴露していくのは、面白い書き方。でも、電子書籍だったために、読みづらかった。紙で読んだほうが良かった。 結局、犯人が最初の女の子だっていうのが、びっくり。女性特有のうちに込めたドロドロした感情が結局事件の引き金だったということのようだ。面白い。

  • 美人会社員が惨殺された不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まった。同僚、同級生、家族、故郷の人々。彼女の関係者たちがそれぞれ証言した驚くべき内容とは。「噂」が恐怖を増幅する。果たして彼女は残忍な魔女なのか、それとも―ネット炎上、週刊誌報道が過熱、口コミで走る衝撃、ヒットメーカーによる、傑作ミステリ長編。

    ***
    SNS上の出来事を描写している作品を読んで見たいと思い手に取りました。それを描写して物語を構成するというよりは、SNS上そのものの素材はキャプチャで貼って活用し、本編はまた別の形式で進める作品でした。
    物語内では、白ゆき姫とされる人の殺人事件にまつわり、複数の登場人物がインタビュー形式で語ります。各人の性格、男女の性差、立ち位置、考え方によって一つの事象をそれぞれで捉え、利害、偏見、先入観、嘘で表現が模られます。
    容疑者に感情移入することも良いですが、客観的に、善意にせよ、悪意にせよ、ある種の見苦しさを感じながら読み進めると、滑稽さに興味深く読めました。

  • 独白や証言だけで物語が進んでいくという手法はありだとは思うけれど、ミステリーとしてのレベルは今一つのように思えた。意外性は殆どないし、プロットの妙のようなものもなかった。

  • フリーライターによる殺人事件に関するインタビューとまとめた形式。少しずつ人物像が明らかになっていくが、最終的に本人の手記により、一気に解明。もう少しスムースにそこにたどりつくような流れでもよかった気がする。

  • 化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。

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著者プロフィール

湊かなえ(みなと かなえ)
1973年、広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。
2005年に第2回BS-i新人脚本賞で佳作入選。2007年には第35回創作ラジオドラマ大賞受賞、「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。読んだ後に嫌な気分になるミステリー「イヤミス」の優れた書き手として著名。
「聖職者」から続く連作集『告白』は、2008年、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、2009年、第6回本屋大賞を受賞。デビュー作でのノミネート・受賞は、共に史上初。2012年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、2016年『ユートピア』で第29回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。ほか、直木賞で度々候補になっており、2018年『未来』で第159回直木賞に3度目のノミネート。同年『贖罪』でエドガー賞候補となった。
映画化・ドラマ化された作品多数。特に映画では、2010年『告白』、2014年『白ゆき姫殺人事件』、2016年『少女』、2017年『望郷』と話題作が多い。

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