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- / ISBN・EAN: 4547462084217
感想・レビュー・書評
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バランスってとても大事なんだな、と思わせてくれた作品。子供の視点で戦争時を題材に描いているのに、重々しい感じや悲壮感はなく、でも軽率だったり茶化す感じもなく、すごいなあと。
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そういう感じで終わるんだ。
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「ミッドナイト・アート・シアター」にて。ドイツ軍の空襲にさらされるイギリス人の生活はなかなか興味深いです。あまり外国映画で空襲を描いたものってないような気がします。でもそこを取り除いたら、少年時代をプレイバックする、ただのノスタルジー映画という感じですけど。
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タイトルから察するに戦時下の子供の話だろうと観はじめた。
疎開関連から最近関心を持ちはじめたWW2のイギリスが舞台。
でも期待外れ。良さがさっぱりわからない。
そのころの子供を描く、というよりはスタンドバイミー的なノスタルジーもの。
すじが特にあるわけじゃないから、登場人物のだれにも興味をもてないまま観るのはきつかった。
おろかな大人がおろかなことをして悔やんだり、ばかな子供がばかなことをして痛い目にあったりしてもアホだなあとしか思えないや。
性がけっこう大きめのテーマっぽいけど、お前ら他にすることないのかよといいたくなるフロイトばりのさかりかたにうんざりする。
この前みようとしてあっというまに断念した『バベル』と同じ感じ。
私こういうの合わない。
これを人生最良の時とかいわれても、お前どんなつまんない人生を送ってるんだよと思っちゃう。
本土の闘いがない戦勝国のお気楽さはそれなりに興味深いけれど、敗戦国や中欧・アジアの巻き込まれ国とつい比べてげんなりする。
でも『風が吹くとき』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4751519719のジムたちの子供時代はこんな感じかと納得がいった。
消防風景は『夜愁』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4488254055を思い出す。
タイトルの天使たちがどの辺にいるんだかさっぱりわかんない。 -
HOPE AND GLORY 原題も邦題も好き。
天使視点の戦争。防空壕に入る必要が無かったり感じる日々の警報。でもふと壊れている知人の家。そこに住んでいたませた少女。
いつでも守るべき存在の妹。わが身を大事にしない退廃的な姉。母の後悔。全部を少年は見つめいている。あまりに少年が透徹していてなんだか言葉を呑む。監督が彼の目を通して見た大人の無責任さを思う。その大人の境目に居ながら子を孕む主人公の姉も、きっとその無責任を家族皆に連帯していくのだろう。それがその時代の繋がりであり家族なのだろう。良い悪いじゃない。ただ、子どもはどんな場所にあってもどんな生まれ方をしようとも、その存在だけで天使だ、ということ。