- Amazon.co.jp ・電子書籍 (236ページ)
感想・レビュー・書評
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古き良きオーソドックスなSF作品(1974年公表)。大きな謎が読者をラストまで惹き付け飽きさせない。「未来からの挑戦」や「七瀬ふたたび」を見たときのワクワク感を思い出した(古い!)。
神に挑む人類。神とは一体どのような存在なのか。「古代文字」にその謎が隠されているのだが、神に弄ばれ、真相にはギリギリたどり着けない。結局、「神」の謎が明かされないまま物語終了。
主人公 島津圭助が機械翻訳の権威というのは、今でも通用しそうな設定だ。
続編、読むっきゃないな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔、ある人に勧められたがようやく読んだよ。いいとこで終わっちゃったぞ!
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なんだか分かりずらい話だな。情報工学の天才学者の島津は古代文字と呼ばれている言語を連想コンピュータを使って翻訳しようと格闘していた。それは「神」に逆らうことになるとは知らずに。
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何か狂った人間の話しのように思える。
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まさにSF。
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SFミステリ小説。謎の古代文字の解析に巻き込まれた天才的で異常にプライドの高い情報工学者が、その古代文字は〈神〉が描き出したものであることを突き止める。〈神〉はこの解読に関わった人間を妨害し、見えざる手によって次々と殺害していく。主人公である情報工学者は〈神〉が下す無慈悲な運命に抗おうとする…といった話。
哲学、論理学要素があって楽しめました。 -
SF初心者でした。
設定も面白く、古代文字解読からの神への挑戦という筋も良かったです。
登場人物もそれなりに必然性を感じたのですが、彼らの効きが弱かった気がしました。
そして、クライマックスをどこに置くかなのですが、そこが個人的に腹落ちしませんでした。
しかし、1976年出版の古臭さは感じず、とても読み進めたい感が強いまま一気読みできました。