オペラ座の怪人 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

制作 : 平岡 敦 
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感想・レビュー・書評

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  • 2018/02読了。劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」に備えて。クリスティーヌの行動がやや分かりにくいし、怪人も容赦ない感じだけど、不気味さ、オペラ座の絢爛さ、純愛といろんな要素があって面白かった。

    怪人エリックは、醜い容姿に生まれついて両親からも愛されなかったという。天使のような音楽性と、殺人も厭わない残酷性のギャップ。嫌悪と憐憫に揺れるクリスティーヌ。クリスティーヌのくちづけと涙でエリックが浄化されるラストは心打つ。

    ラウルが今ひとつ魅力的に感じられないが… 普通の幸せを象徴したキャラクターなのだろう、きっと。

    ミュージカルも感動的でした。映画や前日譚、続編(後書きによれば、いずれも後世に他の作家によって製作されたらしい)も観たい/読みたい。

  • 読了。有名なミュージカルは実は未見。20世紀初頭のパリのオペラ座という舞台、話もよくできていてミステリ要素がありつつ伏線もよく回収され、翻訳も読みやすいと、いいことずくめなのに、それほど楽しめなかった。おそらく、登場人物の中に感情移入できるキャラクターがいなかったからだろう。気の毒なシャニー子爵がいちばんそれに近いんだけど、感情の起伏が大きすぎて自分が期待したように動いてくれなかった。
    そういうわけで、作品としてはよかったけど、好きかと言われるとそうでもなかった。

  • 映画も舞台も見たけど、原作は初めて。
    結構ストーリーが違うのね。
    これはこれで面白かったです。

  •  言わずと知れた名作であり、何度も映画化・舞台化された小説。日本語訳も複数あり、たまたまKindle版が発行されていた2013年の新訳で読んでみました。原著 Le Fantôme de l'Opéra は1910年の作品ですから、実に100年を越えて読み継がれていることになります。

     ミステリーと言うべきか怪奇小説と言うべきか、そういうジャンル分けにこだわる必要はありませんが、よく言われているような悲恋の物語と捉えるのはちょっと違和感を覚えました。舞台化や映画化の際にかなり翻案された結果なのかもしれません。

     面白かったかと言われると答えに苦しむ印象です。書かれた時代や、もともと新聞に連載された作品だったせいもあるかもしれませんが、やはり最近の小説に比べると展開に無理がある気がしました。特に、回収されない伏線がいくつもあるのはすっきりしません。今の作家ならもうちょっとうまく書く人はいると思います。

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