一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 「カリフ制国家の樹立vs国民国家制度の維持」という論点での対談を期待したが、あまり紙面は割かれていなかった。残念。

    歓待することについての、日本文化と遊牧文化の対比は興味深かった。

  • 宗教を知れば世界がもっとよくわかる。

  • 内田樹とイスラーム学者中田考の対談本。
    中田の主張は、イスラームの国境をなくしてカリフ制を復活させれば真の健全なグローバリゼーションが体現するというもので、読み進むうちになるほどと納得させられる面もあり。
    なにより個人的にイスラーム世界に関して無知だったので、なんであそこはあんなに仲悪いの?と漠然と思っていた疑問が少し解消された。一度読んだだけではすべては咀嚼できないが、読みやすいし面白かった。イスラームに関する本をもう少し読んでみたくなった。

  • この本、イスラムに対する思い込みを色々と取り除いてくれたという点で非常に面白かった。内田氏の対談相手である中田考氏がこれまたタイムリーというか、時の人みたいなことになってて驚いた。

    はてさて、アメリカ的グローバリズムとイスラム的グローバリズムの対立がこれからどう展開されていくのか。。動向を注視していきたい。

    日本はこのどちらに加わるのか。そもそも日本という単位で決まるのではなく、個人のレベルで選択できることになるといいんだけどなぁ。

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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