- Amazon.co.jp ・電子書籍 (211ページ)
感想・レビュー・書評
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「カリフ制国家の樹立vs国民国家制度の維持」という論点での対談を期待したが、あまり紙面は割かれていなかった。残念。
歓待することについての、日本文化と遊牧文化の対比は興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宗教を知れば世界がもっとよくわかる。
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内田樹とイスラーム学者中田考の対談本。
中田の主張は、イスラームの国境をなくしてカリフ制を復活させれば真の健全なグローバリゼーションが体現するというもので、読み進むうちになるほどと納得させられる面もあり。
なにより個人的にイスラーム世界に関して無知だったので、なんであそこはあんなに仲悪いの?と漠然と思っていた疑問が少し解消された。一度読んだだけではすべては咀嚼できないが、読みやすいし面白かった。イスラームに関する本をもう少し読んでみたくなった。 -
この本、イスラムに対する思い込みを色々と取り除いてくれたという点で非常に面白かった。内田氏の対談相手である中田考氏がこれまたタイムリーというか、時の人みたいなことになってて驚いた。
はてさて、アメリカ的グローバリズムとイスラム的グローバリズムの対立がこれからどう展開されていくのか。。動向を注視していきたい。
日本はこのどちらに加わるのか。そもそも日本という単位で決まるのではなく、個人のレベルで選択できることになるといいんだけどなぁ。