成すも成さぬもないのだが 第一回 肩書きのないラジオパーソナリティ (カドカワ・ミニッツブック) [Kindle]
- ブックウォーカー (2014年9月25日発売)
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感想・レビュー・書評
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ラジオのパーソナリティーやイベントの司会業などでお馴染みの鷲崎健さんの連載エッセイ。
第1回のテーマは「ラジオ」。
ラジオで喋っているときはテンション高くリスナーの笑いを誘う感じが多いのですが、このエッセイでは終始穏やかな語り口。そのギャップが新鮮。
「上京しただけで何かを成した気持ちになって、中途半端にブラブラしていたらたまたまラジオに拾われて、やってみたら楽しくて、いつの間にかポリシーやプライドなんかも生まれてきて、そして仲間が出来た」
学生時代は毎日のように聞いていたラジオ。
若かりし頃はラジオ局で働くことも夢見ていた時期もありました。
その夢をもっと真剣に追っていれば鷲崎さんと一緒に働いて「仲間」に入れたかもしれないと思うと、諦めた自分をぶん殴ってやりたい気持ちに駆られました。
奇跡と呼ぶには大袈裟ですが、素敵な巡り合わせが重なって職業「その他」に就いた鷲崎さんが素直に羨ましい。
そしてそんな鷲崎さんが震災の中で感じた想いに強く共感しました。
短いながらも読み応えのある内容でした。
連載第2回目も期待しております。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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