庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン [Kindle]

著者 :
制作 : 大泉実成 
  • 太田出版
4.00
  • (3)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :16
  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (158ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2015/5

  • 破まで鑑賞済み。最後のあの終わり方はリアルタイムで観ていない上にネタバレしていたのである程度の覚悟があっての最終回だったのでそこまで度肝を抜かれたというのは緩和されていたので…ちぎって捨てたという言及が新鮮で、竹熊健太郎の『エヴァ 』を全編通して見た時に僕が思ったことを正直に言いますと 、一話から二四話まで使って庵野さんはものすごい前戯をやったんだと 。とにかく手練手管の限りをつくして観客を身悶えさせたあげくに 、いざ挿入 、という段になって 、二五 、二六話でいきなり 「セックスとは何か ? 」って議論を始めたようなものじゃないかと (笑 ) 。そりゃ怒る人は怒るよね 。でもセックスなんて射精したら終わりだってのも事実でしょう ?という言及にその時の言い得て妙な空気感を感じ取れたのは面白かった。
    製作スケジュール的にデッドもデッドが良いところだったというのも感じていた違和感が拭えたのも良かった。
    そして、『エヴァ 』はうまい具合に未完のまま着地してほしいですね 。には完全に同意。完結されたものはあとは滅びるだけだからね。でも、破綻はしているけれど、その先の先を余白を生み出しながらも再生しているのが完璧に近い未完の完成ではないのかな。エヴァは。
    マンガ版のぉーー終わらせ方も一つの可能性であり、選択肢の一つではあるがきっちりした生真面目さが却って息苦しかったのもあるし。

    あと、綾波に対しての入れ込みが凄いなー凄かったんだなぁーと(笑)象徴的な存在だったんだなぁーと。
    私の場合はまだアスカの方が興味深い対象だったけど。シンジと照らし合わせて浮き彫りになる自己嫌悪を抱きながらも自己愛性を持つ歪な自己矛盾を抱えた精神構造の再確認に一種の興奮を覚えたけど、庵野秀明の投影、合成人格という言及に少ない情報なりに庵野氏のその人なりを窺うに強迫性パーソナリティー障害も感じさせるのもまた興味深い。
    その根底にある、支える土台が両価性に繋がり、魅力溢れるキャラたちなのかと。矛盾を抱えた存在はやはり魅了するものを内包しているなと痛感しました。

    オリジナリティの話も面白かった。先人たちが積み上げてきたものがある上に成り立っている為にもう完全なオリジナルは無いかも知れないが、先人が積み上げてきた今があっての今だから良いのではないの。あと、寄生獣も「デビルマン」の影響があったみたいなのでいずれ触れたいな〜

全2件中 1 - 2件を表示

庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオンのその他の作品

庵野秀明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印

庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオンはこんな電子書籍です

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする