銀河英雄伝説4 策謀篇 (らいとすたっふ文庫) [Kindle]

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  • らいとすたっふ
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感想・レビュー・書評

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  • 【再読】いよいよフェザーンが表舞台へ。様々な策謀により、帝国と同盟、フェザーンの均衡が崩れる時がきた。門閥貴族の残党が幼い皇帝ヨーゼフ二世を誘拐し、同盟にて亡命政府を樹立。ラインハルトに同盟を侵攻する大義名分を与えてしまう。またユリアンは駐在弁務官に任命され、ヤンの元を初めて離れフェザーンへ出立。物語が一気に加速しだす。ロイエンタール艦隊とイゼルローン要塞の交戦、裏をかいてのフェザーン回廊からのフェザーンへの進駐。「行こうか、キルヒアイス、おれとお前の宇宙を手にいれるために」しびれる!

  • オーディブルで全巻聴いている途中。
    ふと、「そういえばこの声全部ひとりで演じてるんだな」と思って感心してしまった。本の内容じゃなくてすみません。ここにこの本のレビューを読みに来る人は、きっと内容には文句ないでしょ?

  • ルビンスキー対ケッセルリンク
    ロイエンタール、イゼルローン侵攻
    ロイエンタール対シェーンコップ
    ミッターマイヤー、フェザーン進駐
    同盟首脳陣がいよいよやばい。ゴールデンバウム王朝と帝国そのものへの敵意を混同した結果、王朝と手を組むという逆転現象になっているし、亡命政府と安易に手を組んだらラインハルトが攻撃してくることも予想がつかないほうがおかしいと思うのだが。

  • 今回は帝国の話が中心。幼い皇帝が邪魔なラインハルトは、フェザーンの謀略に乗っかって、反ラインハルトの貴族が皇帝を誘拐するのを黙認する。彼らが同盟の元で亡命政府を作ったことを口実に、同盟を攻撃する大義名分を手に入れたのだ。独裁よりも民主主義の方が尊いのはもちろんだけど、独裁が上手くいくには独裁者一人の度量にかかってるけど、民主主義が上手くいくためには、国民全体の民度の向上が必須なんだよな。今回はあまり戦わないからちょっと飽きたけど、大層な言い回しや美辞麗句が楽しくなってきた。次はもう少し動くといいな。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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