ワイルド・ソウル(上)(新潮文庫) [Kindle]

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  • 新潮社
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感想・レビュー・書評

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  • 疲れてて、手に取る本何冊か最初だけ読んで後回し。何となく読んでたら、ぐっと引き込まれて…上巻

  • ●きっかけ
    またしてもあすなろさんオススメ。
    ●感想
    面白い!上巻の2/3ぐらいが過去の日本政府、外務省の棄民政策の酷さをこれでもかというほど伝える内容。ここでターゲットの非道を説目し尽くすことで、これからのリベンジに肩入れして読まざるを得ない状況が整えられている感じ。
    南米での苦難の様子や、リベンジのための周到な計画も手に汗握る書きっぷりで飽きさせない。下巻を早く読みたい。
    これがフィクションではなく、本当に日本が国策として進めていた事業だというのが1番しんどい。
    今を生きる自分たちも「最後は国が守ってくれる」「国は国民のことを思ってくれている」という考えでいてはいけないのかもしれないと思った。

  • 感想は後半に

  • ブラジルのパートがとくに惹き込まれた。日本人の知らない日本人の歴史。

  • ブラジル移民(棄民?)を題材としたストーリー。前半はアマゾン/ブラジルでの悲しい描写が続くが、後半は登場人物の魅力もあり、楽しく読み進められる。一度始めたら止まらないプロジェクト、組織のメンツや自己保身の優先などは、今の日本でもよくある光景。本書でも触れられているが、本邦はある時期からそのように変わったのではなく、もともとそういう国民性なのだろう。
    主人公の陽気な性格が唯一の救い。

  • 初めて読んだ垣根涼介。
    衝撃的に面白い。バツグン。

  • 今まで読んだ中でトップクラスの面白さ。棄民の悲惨さが丁寧に書かれている。エロい部分もあるが、ハラハラドキドキしっぱなしの傑作。映画にするのは難しいだろうね

  • ドラマチックな展開。魅力的な登場人物。最高。

  • 南米の匂い漂う、ヒト・マチの描写。絶望と復讐と人肌の温もりと、スピード感。マツダRXー7の件が、やたらにマニアックなのが余計に印象深い。

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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