木暮荘物語 (祥伝社文庫) [Kindle]

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  • 死ぬ前にセックスがしたい!でもきっと妻は応じてくれない。誰とすればいいんだ!?と悶々と悩みデリヘルを頼んだ老人。老人の話し相手になる隣の部屋の女子大生。女子大生の部屋を天井の穴から覗き見する男。柱から生えてくる謎のキノコ。元カノをストーカーするカメラマン。どの話もぷっと笑えて面白かった。一番好きなシーンはデリヘルの女の子が「ままよ」とばかりに隣の部屋に入っていくところ。

  • 私にとって適度なエロさが、どんどんページを進めさせる。
    正直同じ環境で二階に住んでたら、覗かない自信はない。つうか覗く。男だもの・・・。

  • 世田谷代田駅徒歩5分のおんぼろアパート「木暮荘」に住んでいる人々の話。オムニバス形式で描かれている短編集。
    性にまつわる描写が多いが、いやらしい感じはあまりせず、他人とどこかで繋がっていたいという寂しさでもがいている人々という印象。二階の会社員と一階の女子大生の何とも言えない関係が意外と興味深い。

  • 三浦しをんは毎回面白い。

  • 小暮荘という古いアパートに関わる人々それぞれの視点からつづったオムニバス形式の短編集。玉石混交の感はなきにしもあらず。私好みだったのは巻頭の不思議な三角関係と巻末の不思議なめぐりあわせの二人。女子大生と2階の住人ふたりの関係性もおもしろかった。

    いずれも、ひとと関わるということについて、いろんな角度から描いているような気がする。

  • 僕がきっと毒の多い人間なんだろうな(笑)。きれいに書かれているなぁと思ったけど,ぐさっとくるところがなくて,まあそれを言うなら三浦しをんを読むなよってことなんだろう。しかし,キョンキョンの推薦文と筆者のサインに惹かれたのだ。やむを得まい。(済まん,これは感想に属するのだろうか。。。)

  • 収められたどの話も性がからんではいるが、どろどろベタベタしている訳ではない。おんぼろアパートが舞台なので、「人情味あふれる、ちょっと泣けてほっこりできる話」かと勘違いするが、そんな陳腐な短編集ではない。男女がテーマではあるけれど、人としての生き方そのものについて考えたくなってしまうような、奥深さがある。

  • 先日読了した中島京子さんの本もアパートが舞台だったけど、こちらも同じようなそこに住む住人たちの短編というスタイル。老人の性問題あり、浮気問題あり、のぞき問題あり・・・と普段すまして生きているときにはできるだけ目をそらすとかそんなこと考えるなんて汚らわしいとか、そういうことが普通の人たちの日常として描かれる。性にまつわる描写が多いんだけど別にエロじゃないしそれは生の問題なんだと受け止められる。意外とね、深い問題提起をしてくれている本だなこれは。

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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