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感想・レビュー・書評
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著者はエリック・シュミット。
Google創設者はラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンという2人の天才エンジニアであるが、それをここまでの企業に成長させたのは、第3の天才、エリック・シュミットだというのは有名な話。
ペイジとブリンがWebの新しい機能を考えた際に、経営の経験値から助言を行い、会社の方向性を舵取りしていた。
「邪悪になるな」
「人材活用がもっとも大事」
「人材はコミュニケーションによって生きてくる」
「総時間の内、今の仕事80%、将来の研究20%(20%ルール)」
参考になる点は沢山あるのに、なかなか真似できない。
経営者の強い意志がないと、政策は根付かないことが分かる一冊。
(2015/11/30)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グーグルのマインドセット、価値観が非常によく分かった。
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・Google社の働き方を文化、戦略、人材、意思決定、コミュニケーション、イノベーションという切り口から紹介
・成果を出せるカルチャーを言語化しているのが良い
・CEOがOKRを公表するなど、Googleの良い部分をSpeeeでも取り入れていることに気づけた -
Googleの中の人などがよくオススメしているHow Google Worksをようやく読了した。
2014年の本なので、少し前だが、働く組織の示唆などは色々と得られるので、情報鮮度としてはそんなに色あせていない。
色々組織に対する処方箋に悩んでいるときは、これを読んでみて自分の中で内省しても良いかもしれない。
最近、こういう本は多いので、一つの実践例としてはよかった。
◆目次
文化―自分たちのスローガンを信じる
戦略―あなたの計画は間違っている
人材―採用は一番大切な仕事
意思決定―「コンセンサス」の本当の意味
コミュニケーション―とびきり高性能のルータになれ
イノベーション―原始スープを生み出せ -
Googleの組織運営について書かれた本。スマート・クリエイティブと呼ぶ優秀な人材をどう採用し、活かすのか。彼らの活きる組織はどうあるべきと考えているのか。
そのままマネすることは難しいが、会議のルールや面談の質問リストなど、すぐに活用できるものもあり、組織運営のヒントになる。マネージャー向け内容が多いが、将来マネージャーになりたい人やベンチャー企業に興味のある人も読んでおくべき1冊。 -
googleで働くということがどういうことか、よくわかる本。実に楽しそうだが、ハードワーカーでかつ、スーパープログラマーでないと務まらないだろう。 どこかの会社のプログラマーたちにぜひとも読んでほしい。
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なぜ成功するサービスを生み出せるのか。
卓越した知識・スキルと行動力を持つ「人」と、それを円滑に働かせる「環境」にある。
優秀なエンジニアに自由を与えること、これが最高のプロダクト・サービスを生み出す源だと語られている。
出世コースから外れても終身雇用が約束された、定時を待っているだけのような社員を多数抱えている。リスクをとらないもの、社内政治に成功したものが評価され、手続きにがんじがらめで1つの決定に何ヶ月もかかる。上司の指示に意見すると評価が下がる。上司とのリレーションのために仕事ではなく飲み会に行くことを必要とされる。
そのようなことはGoogleでは起こりえないようだ。
リレーションは仕事でつくられるべきではないだろうか。
会社や上司が間違った方向に向かっているときに、Noという声をあげられるだろうか。
そして声をあげたことで不利益を受けることなく、公正に評価してもらえるだろうか。
ミスをしても、それをカバーできるほどのリカバリーチャンスを与えてくれるだろうか。
残念ながら、今の日本の大企業をこのGoogleのように変えたいと思う経営者も中で働く社員もいないだろう。
経営者は老人ばかり、社員は大企業という生温かい巣の中で危機感ではなく安心感を感じている者が大半なのではないか。
最近では早々に巣から飛び立つ、若い社員も多いと聞く。
巣が腐って落ちるか、新しい親に蹴落とされないうちに羽を磨いておいた方が良い。 -
グーグルがどうやって官僚化を防いでいるのか?どうやって優秀な人間を集めているのかがわかる。
控えめに言っても、超優秀な人間ばかりの会社のやり方が、普通の会社で使えるかというとちょっと疑問。 -
・クリエイティブスマート
・コントロールしようとしない
・邪魔しない -
忙しくてモノを読む時間などないと言う人は多いが、それは自分の仕事について知識を深めることを重視していないと言っているのと同じだ
仕事関係で読みたい書物や資料が沢山あります。ただ、仕事に追いやられてなかなか手をつけられていません。仕事というアウトプットばかりでは成長が停滞すると思い、意識的に仕事を減らして、空いた時間を何かを読むというインプットの時間に当てるようにしています。
あとは、英語の勉強に当てる時間をなんとか作りたい。先日の英語のセミナーではちんぷんかんぷんでした。毎日コツコツTOEICとかですかね。