- Amazon.co.jp
- / ISBN・EAN: 4902370525328
感想・レビュー・書評
-
2021/12/14 クリア
25年越しのクリアである。一番最初は、これが発売されてしばらくたった中学生の頃。ゲームボーイポケット(白黒の新しい機種)のソフトとして一番最初に買ったのが「夢をみる島」だった。
神々のトライフォースがすきで、その後に発売されたゼルダが之だったので、迷わず。
結局、カメイワの前まで頑張って、やめてしまって、大学生の頃だったかゲームボーイもソフトも全部売ってしまった。
時が流れて、3DSのDL版でこれを購入。ずっと忘れていて、去年くらいからちまちまやっていたのだ。
今回やったのはオリジナルではなくDX版。写真屋さんという要素をよくしらず、写真を殆どとっていないが、新要素「服のダンジョン」はクリアしたぞ!
先ほど、ラスボスを倒し、長年置いたままだったこのゲームをやっとクリアした。
しかし、すばらしい。
まず、ストーリーとキャラ。前作よりちょっと砕けた感じの主人公と、やけに人間味・親しみが持てる島の人々。しかし、冒険が進につれ、この世界自体が夢の中であり、クリアすること=夢が覚めると全部なくなってしまうことが分かってくる。
コミカルなストーリーの中に妙なシリアスさ、はかなさが見え隠れするのだ。ぐいぐい引き込まれてしまった。
また、2ボタンでちょっと不便はあるものの、ちゃんと「ゼルダ」やっていて、おなじみのアイテムも殆ど登場。ダンジョンも、個人的には「神トラ」には劣るものの、ゲームボーイでしっかり謎解きが楽しめるつくりには大満足。カメイワはやったことなかったし、結構手こずった。
ラスボスは初めて見たが、神トラにも出てきたアグニムやガノンにも変化するとは、懐かしい。
エンディングを見た。結局リンクは嵐の中で気を失って夢を見ていたとも思えるのだが、空に「かぜのさかな」が舞うシーンがあり、「実は島は本当だったのでは」とも思わせてくれる。これはプレイヤーの解釈に委ねられるだろう。どちらにせよ、あの島には帰ることはできない。なんだか、クリアした達成感の中にちょっと寂しさや切なさが混じる。
よくこれだけの冒険をこんな小さな容量に盛り込めた。25年以上前の話だ。任天堂やっぱりすごいよ。
昔やり残したゲームが一つまたクリアできた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1998年発売。1993年に発売された「夢をみる島」をカラー対応リメイク。
プレイスタイル自体はFC版に近いのですが、最初から色々行けるがゆえに迷いやすいあちらと違って、今持ってるアイテムによって行動範囲が決まってくるのと、島中に点在する電話ボックスからヒントが聴けるので、何処に行っていいかわからない事態には陥らないと思います。
リメイクで追加されたダンジョンは、クリア必須ではないのですが、冒険が楽になるアイテムが貰えるので、立ち寄った方がお得。
外伝的な作品だからか、他の任天堂作品からのゲストキャラクターがかなり多く、中には"こんなキャラまで…"と思うようなチョイスもあるので、そこも注目。