勝負師の妻　囲碁棋士藤沢秀行との５０年 (角川oneテーマ21) [Kindle]

著者 : 藤沢モト

• KADOKAWA (2015年1月10日発売)

感想・レビュー・書評

[osawatさんの感想 · 2022年8月30日]

ふむ

[マリノスケさんの感想 · 2019年2月24日]

天才囲碁棋士、藤沢秀行の本妻が書いた本。藤沢の破天荒な生き方を知れば知るほど面白い。酒、ギャンブル、借金、女性関係など常識を逸しているが、それでも若手棋士が寄ってくる人間性が不思議である。それだけ、囲碁に魅力があったのだろう。日本人だけでなく、中国の若手にも大きく影響を及ぼしている。アル中や癌を乗り越えて、６７歳でタイトルを防衛したのも驚きである。鄧小平との会談のエピソードなど、その言動は面白すぎるが、それを長く支えた妻もまた強い。現在、孫で女流囲碁棋士の藤沢里菜三冠の活躍にも期待したい。