神曲 地獄篇 (河出文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 価値観が違いすぎて新鮮

    著者のダンテ自身が地獄を旅してあんな人やこんな人と出会う話。あぁ、あの人は地獄に落ちたんだね、と。

    ダンテはキリスト教だったので、キリスト教的判断基準で歴史上の人物や敵性国家の英雄を地獄行きにしている。ここまでは身勝手だと思うが、理解はできる。

    しかし、友達の父親や師匠も地獄に落としてるのは理解できない。面識があり、世話になった事のある人物を地獄に落としてるのは冷酷で恩知らずに思う。その友達は本書発表時にはまだ生きてると思うのだが、ショックだっただろう。

    ナヨナヨとした文章と独善的な内容。700年前の作品なのでギリギリ可といった所です。
    今日の発表されたとしたら炎上するのではないでしょうか。

  • いつかは読もうと思っていたが、やっと読めた。しかし、色々な本で引用されていて、そこから受けていた印象とは全く違った本だった。要するに、ダンテからみた地獄に落ちるべき人々一覧みたいな感じで、こいつはこういうやつでと断罪している感じ。極めつけはまだ死んでいないけど、魂はすでに地獄に落ちているという人もいたところ。
    個人的には全然楽しめなかった

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著者プロフィール

一二六五年、フィレンツェ生まれ。中世最大の詩人の一人であり、作家、政治家でもあった。一三二一年、ラヴェンナで没。著書に、『神曲』、『新生』、『俗語論』、『帝政論』(本書)などがある。 一九四五年、横浜市生まれ。東京大学法学部卒。東京大学助手、立教大学教授等を経て、立教大学名誉教授。専門は法哲学・法思想史。 著書に、『合理的選択と契約』(弘文堂)、『法哲学』(木鐸社)、訳書に、『王の二つの身体』(E・H・カントローヴィチ著、平凡社/ちくま学芸文庫)、『皇帝フリードリヒ二世』(同、中央公論新社)などがある。

「2018年 『帝政論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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