「イスラム国」の正体 なぜ、空爆が効かないのか Wedgeセレクション [Kindle]
- 株式会社ウェッジ (2014年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (28ページ)
感想・レビュー・書評
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Wedge 2014年11月号、9月号の特集記事の電子化ということだけあって、深みを求めるのは酷だったか。
15年の年明けからあった事件によって、報道が増えたために今から手にとって読む必要もない本かもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【目次】
「アル=カーイダ3.0」世代と変わるグローバル・ジハード
池内 恵 (東京大学先端研准教授)
世界80カ国から集まる戦闘員 「イスラム国」は空爆国が育てた
髙岡 豊 (中東調査会上席研究員)
混迷極めるイラク危機の処方箋
マイケル・シン (ワシントン近東政策研究所 マネジング・ディレクター) -
2015.01.28 More Access! More Fun!より
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去年ぐらいから日本でも騒がれるようになり、今まさに問題のイスラム国を簡単に(Kindleのページにして23ページ)解説してくれる本。
内容的には「誕生した背景、集結する人材、その目指すところ」となっている。
池内さんと高岡さんの「誕生した背景、集結する人材」は被る箇所が多いが、特に池内さんの項のイスラムテロ組織の変遷は、一口にイスラム過激派とまとめることが多いが、ビン・ラディン以前と以後では全く異なっていることを再理解しなおす必要性を強く感じさせられた。
また、マイケル・シンさんは今の中東情勢がアメリカの中東政策の結果であると論じそれを批判している。これはもちろん米国民へというのあるが、日本人も意識が薄れている間に事態は刻々と変化していくということを改めて考えさせられる。
イスラム国の問題をただ宗教的に捉えるのではなく、多元的に捉える必要があることを改めて考える必要がある。