特捜部Q ―カルテ番号64― [Kindle]

制作 : 吉田 薫 
  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (436ページ)

感想・レビュー・書評

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  •  毎年、幸福度の高い国でトップに入るデンマークでも、ごく最近までこんな場所が、こんなことが“人道的”とされてたとは。
     ローセやアサドの反応はカールにはちょっと過剰に感じたようだけれど、私も全く同じ気持ちだった。
     クアト・ヴァズの妻に対する愛情は本当に深くて、そこだけ切り取ればとても美しい話だけど、その妻もまたヴァズと同じ思想の持ち主だということを考えたら、全く温かい気持ちになんかなれない。
     そして終盤、いつものように命の危険にさらされてるカール&アサドだけど、今回アサドの状態がとても深刻で、次作以降どうなるのかちょっと心配。
     反対にハーディには希望が出て来てて嬉しい。その辺の匙加減も絶妙だなぁ。

     読むのが辛くなるような深刻で陰惨なストーリーなのに、それをユーモアで薄めてグングン読み進めさせるとか、そのユーモアも全然大袈裟だったり下品だったり、ストーリーにそぐわない内容じゃなく、ローセの事情やアサドの正体、アリー島の事件についても謎が残ったままだけど、その辺にあんまりヤキモキせずにいられるし、翻訳者が何回か交替しているのに、全く文章のイメージが変わらないとか……自分の語彙の少なさや文章力のなさが恥ずかしいけど、本当に凄いとしか。

  • さすがにちょっと失速気味だった感のあるシリーズですが、最後の展開は中々良かったです。

  • 特捜部Q シリーズの第4弾。主人公の警部補カール、助手のアサドとローセが、23年前におきたある失踪事件の再捜査に取りかかる。平行してニーデの過去や、「明確なる一線」の党首クアト・ヴァズの現在が描かれ、それぞれが絡み合って、真実が明らかになっていく。党首で差別主義のヴァズは本当に嫌な男だけど、ニーデももっと自分で何とかならなかったのか・・・と、歯がゆい気持ちになる。作中ニーデが送られる女子収容所やそこで行われていた事は裏付けが取れている事実と言うことにも衝撃を受ける。

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