- Amazon.co.jp ・電子書籍 (282ページ)
感想・レビュー・書評
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ひょんなことから迷い込んだ世界は部長以上は全て猿という世界だった。そんな猿の部長たちが経営する「ライフ商事」で年間10億円の利益を上げることを目標にマーケティングを行っていくというとんでも話。ストーリーの魅力はあまりないのだけれど、マーケティングのケーススタディとしては非常に分かりやすく書かれている。数字の分析だけではない、生きたマーケティングが噛み砕いた言葉で説明してあって理解しやすい。マーケティングの勉強したい人や、売上が上がらず悩んでいる人が読めば勇気が出るかもしれない。
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お話としては奇妙で面白い。経営の勉強には導入としてはいいかもしれないが、個別のケースは出来過ぎで、内容は浅い。B級SF小説として読まれるべきだ。
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【作品紹介】
アメリカの大学でMBAを取得した滝川は、中堅総合商社・ライフ商事への入社直前、こっそり忍び込んだ猿ケ島での祭礼中に気を失ってしまう。目覚めるとそこは、経済の中枢を猿が牛耳り、人間をこき使うパラレルワールドだった!! 滝川は、ライフ商事の5つの事業部で、猿の部長たちにマーケティング戦略を提案し、年間利益10億円を目指すのだが……。「即日完売なのに、利益が出ない不動産事業部」「立地も広告も有利なのに、赤字続きの美容室事業部」「データ分析をしても、ヒット商品が出ないキッチン用品事業部」「徹底的なコスト削減をしても、利益ゼロの寝具事業部」「絶品スイーツなのに、全く売れないインターネット事業部」など、問題だらけの事業部を建て直すことはできるのか? そして滝川は、元の世界に戻れるのか?マーケティング知識ゼロでもよくわかる実践的なマーケティング戦略が満載。最後まで目が離せない、笑いと恐怖の新感覚ビジネスノベル。
【感想】
部長以上が「猿」という設定にはだいぶ違和感を覚えるが、マーケティング手法の参考書してはかなり役立つ一冊。3回も4回も読まないと身につかないが、それだけの価値はあると思う。