水やりはいつも深夜だけど 角川書店単行本 [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (136ページ)

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  • 憧れの住宅地に暮らす、
    5つの家族を描いた連作短編集。
    うわべ重視な、幼稚園のママ友との、
    息苦しいおつきあい。
    妻と義父母の水面下タッグに
    孤立し、苛立つ夫。
    家族への言えない想いに、
    密かにもがく 親たち、子供たち…
    どこかにいそうな登場人物それぞれに、
    知らず知らずに、
    飲み込んで、押し込んでいる
    ざらついた気持ちがこみ上げてくる。
    「水やりはいつも深夜だけど 」
    タイトルが、
    読み終わった後から、じんわり しみる。
    どのお話も、育んで 芽生えた思いに、
    後味は 悪くなかった。

  • なんでこんなにも、この著者の小説は私の心の琴線に響くのだろう。
    語り手が主婦でもサラリーマンでも、思春期の高校生でも、
    見事にリアリティを持って立ち現れてる。
    痛いほど、よくわかる。

    今回も例外でなく、5つの短編からなる作品はどれも私には名作。
    中でも、発達障害の妹を事故で失ったしい自分の娘がそうかもと疑心にかられる主婦の話し

    幼い頃、画家の母が出て行き、父の再婚した義母と連れ子のひなたちゃんと4人の生活にとまどいながら、心臓病をかかえた友達、陸との関係を織り込みながら、成長していく話し。
    どちらも、涙があふれてきて、テッシュ片手に読了。

    あとで気付いたけど、共通点は同じ幼稚園に通わせるそれぞれの家族の物語だったってことね。

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