- Amazon.co.jp ・雑誌
感想・レビュー・書評
-
この季節、楽しみな『ミステリが読みたい!』。読んでない本が多いなぁ。C.J.ボックスとかトム・フランクリンとかミステリ扱いじゃないみたいで、何が基準なのか不明なジャンルの線引きがされちゃって選考されている印象を受けましたが、勘繰りすぎでしょうか。いろんな方のベスト10には入っているものもあるのに・・・。それより海外の主要賞受賞の紹介が「おぉ、この作家、まだ書いてるんだ!」とうれしくなる情報や、今後どんな本が出版されそうか窺えて楽みが増えました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎年恒例のミステリランキングの季節がやって来た。口火を切るのが、この『ミステリマガジン 1月号』である。以前は別冊だったと思う。特に海外ミステリで読み落とした面白そうな作品をチェックするのに活用している。
今年は大賞が、ピエール・ルメートルの『その女アレックス』で既読作品であった事にホッとする。確かに面白い作品であったが、もっと他に優れた作品があったようにも思う。ジェイムズ・トンプソンの『凍氷』、アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレムの『三秒間の死角』のベスト10入りは妥当かと。個人的にはベスト20に入ったマイクル・コナリーの『ナイン・ドラゴンズ』はベスト10でもおかしくない作品だと思う。読むか読むまいか、迷いに迷ったテリー・ヘイズの『ピルグリム』は読む価値ありか。
それにしても、今年の8月にジェイムズ・トンプソンが亡くなっていたとは。
ランキング外だが、面白かったのは、マーク・グリーニーの『暗殺者の鎮魂』『暗殺者の復讐』、マックス・ベントーの『羽男』、スティーヴン・ハンターの『第三の銃弾』、ブレイク・クラウチの『パインズ ー美しい地獄ー』、カーラ・ノートンの『密室の王』、サイモン・カーニックの『ハイスピード!』、リー・チャイルドの『最重要容疑者』。
今年の各種ミステリランキングは波乱の予感。 -
ランキングが余り面白くない。今年は不作の年だったのだと思う。