その女アレックス (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • わたしのような典型的な日本人には思いもつかない残酷な動機で震えた。
    謎が謎を呼ぶ展開、スリリングな追跡、キャラクターの魅力。それらを吹っ飛ばすほど動機が邪悪すぎた。
    素直に怖い。読んで。

  • 『悲しみのイレーヌ』に続くカミーユ警部シリーズ第二弾。前作の結末のネタバレがいきなり出てくる点には留意。誘拐された女性アレックスと、誘拐事件を負うカミーユ警部の視点が入れ替わりながら進むうちに、アレックスという女性のことが徐々に分かってくる。『その女アレックス』とは、何ともうまいタイトル。初読時ほどの衝撃こそ流石にないけれど、やっぱり一級品。

  • なかなかのページ数、1章ずつ3日かけて読んだ。
    予備知識なしに読んでもらいたい本と聞き、一切の情報なしに読んでみたがそれがよかった。読後は読んだ人と話したくなる。

    本書は3部作中の2作目だったらしい。本書から読み、十分楽しめたが、1作目から読めばより主要人物への理解も深まりより楽しめたのかも。

  • 読み始めると止まりませんでした。

    どのくらい止まらないかというと、
    用事があってわざわざ外出しているのに、
    用事ほっぽってスタバで着席して読んでしまうくらいです。

    ラストも痛快でスカッとします。
    法律?刑罰?クソだな。

  • 最後の一文がすべて。

  • 犯罪そのものは非常に胸糞悪くなるものだったんだけど、構成が1部、2部、3部と進むごとに様相を変えて翻弄されるような感じだった。1冊で3倍楽しんだ感じかな?

  • 評判通り面白かった。
    ちょっとでも話してしまうとすべてネタバレになってしまうようで何も語れないのがとても残念。この本は読んだ人とでないと話せないね。

  • グイグイと惹かれて読む手が止まらなかった。

  • かつては読んでいたけど今は全く読まなくなった外国ミステリーでしかもフランス小説ってことで、ハードルが高いかと思ったのですが、そんな要素はこの作品の威力の前では些細なことでした。これは、久しぶりにミステリーそのものに酔ったような気分になる作品でした。トリックと言うよりもストーリーそのものが逆さ絵(と言うようなシーンも出てきたけど)と言うか、折り紙に「騙し船」と言うのがあったけど、あれと同じで、ちょっとした隙に掴んでいたものは全く違うものだったことがわかる驚きと快感とでもいったらいいのでしょうか。

    アレックスと言う女性が誘拐され、そのアレックスの視点と、その事件を追うカミーユ警部の視点、その2つの視点がスピーディに進みます。読書って先の展開を想像しながら読むんだなあって改めて自分で実感させてくれる作品で、第2部になると想像していた展開は全く筋違いだったことがわかるのですが、それで終わらないのがこの作品。結末を知って頭から読み直したい気分に気分にさせられます。久しぶりに120%堪能できた作品でした。

  • おもしろくて一気読みしてしまった。

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