国際宇宙ステーションとはなにか 仕組みと宇宙飛行士の仕事 (ブルーバックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 宇宙飛行士といえばロケット発射やステーション滞在ばかり注目されるが、その裏にはさらに長期に渡る訓練があることを教えてくれる。単に操作を覚えるだけでなく、様々な状況に対応する能力も求められ、やはり並大抵の人にはまだまだ遠い世界なのだろう。そんな訓練までやっていたのかと感嘆するばかり。本書から、若田さんが複数回飛行した理由がわかる気がする。

  • ふむ

  • とても面白かった!
    何気なく手に取っただけで、宇宙のことなんて全く知らなかったけど…

    宇宙は、極限の場なのだと思う。
    だからこそ、その場に適応させ、活動をするため、あらゆる技術が発達した。ロケットやスペースシャトルといった運搬用の技術はもちろん、ロボットアームも、宇宙食も。宇宙食のため、無菌で作るための工程管理が、たしかHACCPに応用されたのだったような…。

    そして、機械を動かすのは人間であり、宇宙での活動を支えるのは極めて当たり前で、慎重な人間の判断と協力。
    若田さんの、管制官や仲間への気配りなども書かれていて、複雑な工程にチームで取り組むことの極意、みたいな参考にもなる。

    ー宇宙飛行士としての仕事を振り返るとき、宇宙で何をやったかよりも、あのときに誰とその仕事に取り組んだかを覚えているものだ

    夢 探求心 思いやり

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著者プロフィール

1963年、埼玉県に生まれる。九州大学工学部航空工学科卒業。九州大学大学院工学研究科修士課程修了。2004年、同大学院工学府航空宇宙工学専攻博士課程修了。博士(工学)。1989年、日本航空株式会社に入社。1992年、宇宙開発事業団(現JAXA)が募集した宇宙飛行士の候補者に選ばれる。日本人初のミッションスペシャリストとして、スペースシャトルSTS-72ミッション(1996年)に搭乗、STS-92ミッション(2000年)では日本人の宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てを行った。2009年3月から、第18/19/20次長期滞在ミッションにフライトエンジニアとして搭乗し、日本人初のISS長期滞在を行う。2010年、NASA宇宙飛行士室ISS運用ブランチ・チーフ就任。2013年11月より第38/39次長期滞在クルーとして約半年間ISSに滞在。第39次長期滞在においては、日本人初となるISSコマンダー(船長)を務める。これまでの宇宙滞在期間は合計347日8時間33分で日本人最長。2016年、JAXA国際宇宙ステーションプログラムマネージャー就任。

「2017年 『続ける力 人の価値は、努力の量によって決まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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