タイ謎解き散歩 (中経の文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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  • タイを紹介する一種のガイドブック。構成は以下の通りだ。
    序章   タイってどんな国?
    第1章  バンコク旧市街
    第2章  バンコク新市街
    第3章  タイ中部
    第4章  タイ北部
    第5章  タイ東北部
    第6章  タイ南部
    序章で、タイの地理や歴史、言語、料理、政治、経済などを紹介した後は、タイ国内各地を紹介する構成になっている。「謎解き散歩」という題名は、タイの国、あるいは、各地の様子を紹介するのに、例えば「戦勝記念塔は誰に勝った記念の塔なのか?」とか、「チェンマイは古都なのになぜ"新都"と呼ばれるのか?」等と、読者の興味を惹く問をたて、それに答えるという形で本が出来上がっているからである。
    私はバンコクで5年弱勤務をし、暮らしていたことがあるが、この本を読んでみての最初の感想は、バンコク以外にはあまり行ったことがないな、というものだ。私の妻はタイ人であり、タイに暮らしている間、あるいは、日本に帰国後、タイを訪問する際に、バンコク以外の有名な観光地、例えば、アユタヤ・パタヤ・プーケット・チェンマイ・カオヤイ等には行ったことがあるが、それは、この本で紹介されている土地のほんの一部であり、大部分の土地には行ったことがない。
    これからも機会がない訳ではないだろうが、例えば、東北部(イサーンとタイ語ではいう)を時間をかけて回ってみるといったような旅は、日本に戻ってきてしまった今となっては難しいことだ。少しもったいないことをしたな、とも思う。

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著者プロフィール

横浜市立大学国際教養学部教授
1971年生まれ。1999年,東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。横浜市立大学国際文化学部専任講師,同助教授,同国際総合科学部准教授,同教授を経て,2019年より現職。博士(学術)。第17回大平正芳記念賞(『タイ経済と鉄道 1885~1935年』),第2回鉄道史学会住田奨励賞(『鉄道と道路の政治経済学 タイの交通政策と商品流通1935~1975年』),第40回交通図書賞(『都市交通のポリティクス バンコク1886~2012年』),第30回大同生命地域研究奨励賞を受賞。

「2022年 『草の根の日タイ同盟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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