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- / ISBN・EAN: 4548967165715
感想・レビュー・書評
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TVにて
日本のヤクザにアメリカのマフィア。汚いやり口に対してやたらと強調される義理人情、ロバートミッチャムのぎこちない日本語とともに作り物のヤクザ社会が広がっていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おお、健さんと友情をはぐくんだアメリカ人がマイケル・ダグラス以外にもいたのか!
このロバート・ミッチャムって俳優はいつも眠そうな顔をしているけれど、なんとも味があるなぁ。彼に受けた恩に報いるためにひと肌脱ぐのが健さんなのですが、これがひと肌脱ぐどころか、命を張って敵を刀で皆殺しにしてしまう。恩があるとはいえ、ここまでやるかというレベル。互いに指を切り合うとか、これが「日本人の美徳」として描かれ世界に発信されたかと思うと、まぁ悪い気はしないまでも複雑な気分にはなります。 -
制作年:1974年
監 督:シドニー・ポラック
主 演:ロバート・ミッチャム、高倉健、ブライアン・キース、岸恵子
時 間:112分
音 声:英:ドルビーデジタルモノラル
アメリカの海運会社をいとなむジョージ・タナーの娘が、日本滞在中にヤクザ組織・東野組に誘拐された。
組長の東野五郎とタナーの間に交わされた武器の売買契約をタナーが無視したためだった。
東野が腹心の殺し屋加藤次郎をロスに送り、娘のドレスの切れ端をタナーに渡して4日以内にタナー自身が日本にこなければ娘の命はないことを通達した。
タナーは思案の果て、旧友のハリー・キルマーに相談した。
二人は第二次大戦後、進駐軍兵士として日本に滞在していた仲だったのだ。
日本には田中健というヤクザの幹部がおり、ハリーには大きな義理があるので、彼を通して話を進めれば東野との交渉もうまく行くだろうというのがタナーの目算だった。
いやいやながらもこの役を引き受けなくてはならなくなったハリーにタナーのボディガードのダスティが監視役兼護衛役で同行することになった。
ハリーとタナーの共通の友人で日本に住んでいるオリヴァー・ウィートに出迎えられた二人は、彼の邸に滞在することになった。
オリヴァーは終戦以来、日本文化にひかれ、大学で米国史を教え続け今日に至っていた。
東京に着くとハリーは田中英子の経営するバー“キルマー・ハウス”を訪れた。
英子はハリーの遠い日の愛人でもあった。
主戦直後の混乱のさなかに二人は知合い愛し合った。
幼い娘を抱えた英子が娼婦にならずにすんだのもハリーの愛情のおかげだった。
しかし終戦から数年を経て英子の夫健がフィリピンから奇跡的に復員してきた。
健はハリーを憎悪したものの、妻と娘が受けた恩義を尊び、二人から遠去かった。
そして健と英子の関係は兄妹としてハリーに知らされた。
英子がハリーの求婚を拒み続けたのはそんな事情からだった。
軍の命令で日本を去らなければならなくなったハリーはタナーから金を借り、“キルマー・ハウス”を英子にプレゼントした。
その店で二人は二十余年ぶりで再会した。娘花子も今は美しく成長して、心からハリーを歓迎した。
英子から、健は京都で剣道を教えていることを聞いたハリーはすぐ京都へ飛び、事情を打ち明けたが、すでに健がヤクザの世界から足を洗っていることを知らされ、愕然とする。
だが、一たんハリーの口から出た以上、健は義理を返すために頼みを引き受けないわけにはいかない。
二人は早速、タナーの娘が監禁されている鎌倉の古寺に忍び入り、東野の手下数人を殺傷し、娘を救出した。
こうして健の生命が今度は東野組に狙われることになった。
健には五郎という兄がいたが、実力者の五郎でさえも健を救うことはできなかった。
ハリーはその頃、タナーが東野と手を握り、自分たちを裏切ったことを知った。
ある夜、ウェートの邸に東野組の手下が殴り込みをかけ、そこに身を隠していた花子とダスティが殺された。
ハリーと健は復習の鬼と化した。
五郎も、今は東野の部下となっている息子の四郎を見のがしてもらうことを条件に全面的に協力することを約束した。
ハリーはタナーを射殺した足で、健と共に東野邸に殴り込んだ。
今度は健が東野を殺す番だった健のふりかざした日本刀が東野を真二つに割った。
しかし、誤って四郎の命を奪ってしまった。
誓いを破ったものは指をつめるのがこの世界のおきてだった。
兄の五郎が止めるのもきかず、健は小指を切った。ハリーがアメリカへ帰る日がきた。
健への友情のしるしに、ハリーは自分も指をつめることを決意していた。
健が英子の実の夫であり、花子の実の父親であることを五郎から知らされた今、健が忍んだ苦痛を同じように耐え忍ぶことで。
ハリーは健が自分のために払ってくれた犠牲にむくいようとしたのである。 -
かなりの部分が日本で撮影されているせいもあるのか、そんなにとんでもない描写はなかった。