高原のフーダニット (徳間文庫) [Kindle]

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  • 徳間書店
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感想・レビュー・書評

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  • 淡路島に行きたくなるわ。橋がついて便利になったもんだ。

  • 初読み。この短編の1冊では火村名探偵についてイマイチ深入りできず…。夢十夜、中にはまだ深読みが必要か??ってのもあったけど、どれもあっ!なるほど(ニヤリ)って話で良き。夏目漱石のより理解しやすかった。高原の〜は短編なのに内容がギュッと詰まって読み応えあり。

  • 火村シリーズの中編3本
    ネタバレありです


    1本目は本格だとしたらすごいトリック。茶室がその建物ごと移動するというアクロバットで爽快。そりゃアリバイも時間もなにもかも崩れるよ、と。

    2本目は今まで火村シリーズを読んできた読者に対するサービス的スピンオフ。夢で見たという短編10個がずらりと並び火村や有栖川までもが犯人になったりもするパロディものだ

    3本目はボクでも犯人が推測できた。
    誰がひとつ前の犯行を見ることができたか?というところから2番目の殺人の犯人を当てるというモノ。

  • このシリーズもだいぶ読んだ。安定の面白さ。

  • kindle。
    中編が三作。二作は変化球気味。表題作は犯人あての本格作品。

  • 20191116再読
    絶対に持っているはずと本棚をひっくり返して、ないないないないと探した挙げ句、電子書籍で持っていた。

    オノコロ島ラプソディ
    狂詩曲らしいドタバタ感で終始笑ってしまった。アリスのちょっとした短気、わかるなぁ。人畜無害で通するだけじゃあダメだよね。
    火村センセのベンツで遠藤さんに見つかったシーン、めちゃくちゃ笑ってしまった。

    ミステリ夢十夜
    夢か現か。こんな夢を見た、っていいね。アリスの独白。誰に聞かせるでもない感じ。

    高原のフーダニット
    正統派ミステリ。タイトルに堂々「フーダニット」っていれるセンスがとても好き。有栖川作品はいつもタイトルにうっとりするところから読書が始まるのでとても楽しい。
    火村先生の容疑者への態度、あの揺さぶりからの自首を勧めるのが、これが先生へ電話してきた被害者への返事なのかなと思ったりした。いつもと少し違う態度が、火村への読者の理解を深めた作品のような。
    アリスの一歩引いた友情がいつもながら好ましい。
    個人的推し刑事野上さんへの、頑固ではあるが頑迷ではないというアリスの理解がまたきゅんときてしまった。野上さんいいよいいよ〜〜。

  • 2017/3/31 AmazonよりKindle本春のフェアにて¥702を¥491でDL購入。

  • 中編2篇+α。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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