新訳 道は開ける [Kindle]

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  • 楽しんで遊ぶように仕事をして笑う


    人の不安に寄り添った作品である。
    特に印象に残った内容を記す。
     
    ・不安は無駄であることを認識し、行動と時間の経過が問題を流してくれるので立ち止まって悩むのはやめよう。
    ・自分が助けてあげても人は恩知らずであるのが普通。いちいち腹を立てない
    ・人は一つのことしかできないし、明日の皿を今日洗おうとするような無意味な苦労はしないようにする。笑いながら悩むことはできないのだから、常に明るい態度を心がける。
     
    本書を読んで、楽しみながら遊ぶように仕事をして、笑って人生を過ごしていくと決めた。
    そして自分のまちを発展させたい。

  • この本を読むまでは、悩むことは必ずしも悪いことではないと考えていた節があった。悩むことで人は乗り越えようと努力し、危険に備えることができるからだ。

    ところが、本書によると悩むこと自体に価値はない。それどころか悩みは心を蝕み多くの人を病気へと追いやってしまう。当時の米国の入院患者の半数以上が神経症や情緒障害の患者で占められてるとも主張している。

    では、どうすればよいか。
    起こってもいない未来や過去の出来事に不安を感じ、原因を取り除くためにあれこれ考えるのではなく、今日1日を精一杯、忙しく生きることで「道は開ける」という。
    確かに自分の経験を振り返っても、悩むこと自体ではなく、悩んだ後にどう行動するかが問題解決の本質であったことに気づく。
    著者が提唱する不安を追い払うための4ステップ(①悩んでいる事柄を詳しく書き記す。②それについて自分にできることを書き記す③どうするかを決断する。④その決断を直ちに実行する。)があるが、確かにそこに悩む余地は残っていない。

    本書は上述のような悩みへの向き合い方について、(私がこれまで抱えてきたどの悩みより悩ましい)悩みを克服した多くの人の実例を交えて、分かり易く解説してくれる。

    ぜひ、自分が不幸だと思われる方や、自分に自信を無くした方に本書を手に取ってみていただきたい。

  • 体験談が多かった。

    参考になるのもあった。不安を抱えて毎日を送っている人にオススメ

  • 今回の旅行で時間をみつけやっと読了。

    やはり、カーネギーの本は本当に考えさせられる。
    人間の悩みについて。
    疲れる前に休め。運動をしろ。
    など改めて言われるとそうだよなぁと思うものである。

  • 一 問題は何だろう? 二 問題の原因は何なのだろう? 三 どんなソリューションが考えられるだろう? 四 どのソリューションならばいいだろう

    今、新しいことに取り組んでいます。少なくとも自分には全く経験がありません。ネットで調べる限りでは経験者は結構いるみたいです。ただ、ネットで見つけた人たちは雲の上な感じです。

    そんな人たちと同じことができるのか全く想像がつきません。ただ、せっかく頂いた機会なので、全力で取り組みたいと思います。不安はあっても、楽しみの方が大きいかなと。

  • ビジネス書の元祖のように思われているカーネギーの著作の一つだけど、7つの習慣と同じように、生き方の指南書として読める。また7つの習慣と同じように、本当の意味で人生の役に立つ本というのは、小手先のテクニックではなく、心の在り方について書かれた本であるということが、この作品からもよく分かった。不安、恐れ、心配がいかに大きな影響を人間に与えるか、しかも精神的にだけではなく、肉体的にもダメージを与えるということ、そしてどのようにその不安を克服していくかを様々な視点から挙げ、また実際の事例を多く載せている。読み応えのある分量だが平易な訳で、すいすい読み進められる。

    底流にはキリスト教思想が太く流れていて、クリスチャンである僕には腑に落ちることばかりなんだけれど(聖書からの引用も多い)、御利益信仰、苦しい時だけの神頼みの一般的日本人には納得のいかない部分も結構あるかも知れない。でも、そういう部分を差し引いても説得力のある文章だし、むしろこの本から聖書に興味を持って、キリスト教思想に触れることで、より深くカーネギーの思想が理解できるのではないかと思う。

    何度も読み返したくなる名著。

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著者プロフィール

1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ、大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールスパーソンなど雑多な職業を経て、弁論術や成人教育の講師となり、人間関係の先覚者として名をなす。不朽の名著『人を動かす』『道は開ける』など多数の著作がある。

「2016年 『D・カーネギー・ベストコレクション(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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