トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読了。今風なタイトルをつけるなら「19世紀のアメリカ人技師がアーサー王時代の英国に転生したら無敵の魔法使いになった件」という話で、書かれた時代的に、タイムスリップSFのハシリと思われる。
    設定は秀逸なんだけど、主人公がいくら技師だといっても何でもできすぎで、火薬から発電所や電話のシステム、印刷機、学校にいたるまで1人でなんでも作ってしまうというのはさすがに無理があるのではないかと思った。
    もうちょっとディテールを語ってくれるといいんだけど、これだけ端折ってもけっこう長々しくて退屈な部分も多く、読了するのにかなり努力が必要だった。
    ハックルベリー・フィンの冒険もそうだけど、マーク・トウェインは「まあまあ面白いんだけど長くて退屈」という作風だよね。

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著者プロフィール

Mark Twain 1835年-1910年.
邦訳された自伝に、
時系列順に並べられている
『マーク・トウェイン自伝 〈上・下〉 ちくま文庫 』
(マーク トウェイン 著、勝浦吉雄 訳、筑摩書房、1989年)
や、トウェインの意図どおり、執筆順に配置され、
自伝のために書かれた全ての原稿が収録されている
『マーク・トウェイン 完全なる自伝 Volume 1〜3 』
(マーク トウェイン 著、
カリフォルニア大学マークトウェインプロジェクト 編、
和栗了・山本祐子 訳、[Vo.2]渡邊眞理子 訳、
[Vo.1]市川博彬、永原誠、浜本隆三 訳、
柏書房、2013年、2015年、2018年)などがある。



「2020年 『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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