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感想・レビュー・書評
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気軽に読める、読書のすすめ。巻末に「文庫百選」つき。
『ネット断ち』の次のブックガイドとして。
いまは大学の教師も、ここまで降りて行って学生を迎えにいかなくてはならない時代なのだ。サービス業だな。
「フランクルの『夜と霧』を読んだときは、自分のそれまでの辛い経験などがすべて吹っ飛んだ気がした」(P.90)とあるが、たかが読書でそんなに健全に生きられたら幸せだと思う。
自分は、読書は体験とはなりえないと思う。活字が人生を救ってくれるとは思えない。が、想像力を鍛えるきっかけとはなりうる。そして想像力を鍛える場は、読書にかぎらない。
その意味において、「本は読まなくてもいい」と思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書することでどれだけ素晴らしい教養を自分の身につけられるか。
ということを斎藤先生が熱く、丁寧に語ってくださいます。
巻末にある先生のおすすめ100選は、どれも全部読んでみたくなりました。
ほんと、つまらないネット記事なんか読んでる暇があったら、ある程度の緊張感を保ちながら、噛みごたえがあって心の滋養になるような本を1ページでも多く読みたいと、改めて思いました。 -
(audible)
斎藤先生の読書に対する考えおよびより良い読書のやり方についての本です。
面白いのは読書スポーツしてとらえているところと読書をして変化を起こす具体的な数字を上げているのは面白い(根拠は斎藤先生の経験値らしいです)
後は三色ボールペンなどよく知られているメソッドです。
1つ疑問なのは売れている本イコールいい本みたいな事言っていますが、必ずしもそうでないと思います。(いい本ど絶版になる傾向があると感じます)
読書をするきっかけにはいい本です。
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・読書はコミュニケーション力、思考力の向上になる
・著者が長年の熱量を込めて書いているものを自分だけに語りかけてくれるように読む
・時には飛ばし読みがあっていい
緩急をつけて読む、精読か多読のどちらかがいいということもない、恐れずにたくさん読む -
読書の楽しさ、意味、効果などを教えてくれる本。
今まで読書をあまりしてこなかった、私のような人が考える「なぜ本を読むのか?」「本を読んだ方がいいってのは聞くけどなぜ?」などの疑問に答えてくれる本である。
著者の齋藤孝先生は「読書力」なるものを本著で定義している。この本を読むことで「読書力」を向上させたい!と感じ、どんどん本を読んでいってしまう..
ちなみに、齋藤孝先生がおすすめする文庫本100選が載っている。それだけでも一読の価値が有るだろう。 -
読書は必要だ。エネルギーを使う読書だ。自分から捉えにいく運動をする。たくさん本を読むということは、頭をよくするというよりも、思考の可動領域を広げていく。現実場面で柔軟な思考を働かせられるだろう。多少ストレスや思いと違う文章を読み入れることで、人は大きく柔軟になっていく。そういった自分を変える必要のある読書は、多用的な思考を育むことができる。自分に合った本を読むのではなく、状況に合った本を読めばいい。そうしたら読書は人生を生き進むのに役に立つ。自己弁護の役に立てても状況に互換する力はつかない。
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読書しない人が増えている現状等、読書に関する全般的なことが描いてある本。また、読書力を高めるために、定期テストでも読書力を図る(本を読んで要約するなど)を取り入れた事例等の記載があり、読みやすかった。
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若者の読書離れと読書の大切さを説き、どのような本がおすすめか、どのような本を読んでほしいか等が書かれていてまたその推し方が分かりやすい。
本読みたいけど何読めば良いか分からない人やいろんな本を読んでみたい人におすすめの一冊。 -
真面目な内容を語った後の最後の終わり方がステキだと感じた。新書を読むという習慣がなく、推理小説に偏りがちのため少し見直す必要があると感じた。「本との出会いを通じて、価値観を広げる」。そして自己と比較して、自己形成する。これらを目指し、質の高い読書をしようと、この本を読んで決心した。