記憶力の正体 ――人はなぜ忘れるのか? (ちくま新書) [Kindle]

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  • 記憶研究者が人間の記憶(長期記憶)についての研究(自身のものも含む)に基づいて語る。記憶の世界を知るガイド本ではあるが情報量が多いので幾らか基礎知識があるといいだろう。人間が体験する現象を記憶の観点から見ると意外な発見があるだろう。その人らしさを形成しているのも記憶である。人間らしいあるいはその人らしい行動のほとんどに記憶が関係する。副題は「人はなぜ忘れるのか?」なので,忘れてしまう理由(記憶喪失を含む)とその理由を踏まえた覚える方法をしる実用書でもある。

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著者プロフィール

高橋雅延' 京都教育大学卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程を学修認定退学後、1986年から同助手。1990年から京都橘女子大学講師、助教授を経て、1994年から聖心女子大学で教鞭をとり、現在、聖心女子大学教授。京都大学博士(教育学)。;主要著書:『認知と感情の心理学』(岩波書店)、『心のかたちの探求ー異型を通して普遍を知る』(東京大学出版会)、『変えてみよう! 記憶とのつきあいかた』(岩波書店)ほか多数。

「2023年 『 家族関係の闇が引き起こす「抑うつ」と、その解放』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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