パリは燃えているか [DVD]

監督 : ルネ・クレマン 
出演 : オーソン・ウェルズ  ジャン・ピエール・カッセル  レスリー・キャロン  シモーヌ・シニョレ  カーク・ダグラス  ジョージ・チャキリス  アラン・ドロン  ジャン・ポール・ベルモンド  シャルル・ボワイエ  イヴ・モンタン 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
3.48
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本棚登録 : 54
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113832342

感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦におけるパリ解放。
    出演者がすごい。
    あまりにいろいろなことが描かれているので、どこで何が起きているのか、よくわからない。パリ市民の喜びが良く分かったが。

  • 第二次世界大戦、ドイツ占領下のフランスが解放を勝ち取るまで。

    フランスの目線で描かれている。勝ちそうな時の進軍の音楽が、正義軍の行進だー、という明るい気分を表現しているのが印象的だった。

    アラン・ドロン、ジャンポール・ベルモント、シモーニュ・シニョレ、アンソニー・パーキンス、ジョージ・チャキリス、カーク・ダグラスなどなど、豪華オールスターキャスト。だけど印象に残ったのは、ヒトラーのパリ空爆命令を実行しなかったドイツ軍のコルティッツ将軍。将軍がヒトラーに飲まれこまれていなかったことが、パリにとっては幸いだった。

    ドイツ人がこの映画を見たらどういう感想なんだろうか。


    事実関係をいまいち把握してなくてウィキ検索
    1944年8月7日から、8月19日のレジスタンスの蜂起開始、アメリカ軍の援護を受けて、8月25日のフランスの首都パリの解放に至るまでを描く。

    1940年6月14日、ドイツ軍は無防備都市宣言されていたパリに無血入城し、6月16日、フランスのポール・レノー内閣は総辞職し、後継のフィリップ・ペタン元帥はドイツへの休戦を申し入れた。


    1966アメリカ、フランス
    2022.10.13BSプレミアム

  • パリ解放の立役者として最も名高いのはフランス軍のルクレール将軍でしょうが、無名の(?)レジスタンスが活躍したことが本作で描かれます。とりわけルクレールへの伝令役となったガロア少佐が印象深いです。

    そして意外なことにドゴールの姿が全く見られない。考えてみれば彼はイギリスに亡命していたわけで、パリ解放における彼に役割は精神的支柱のようなものに過ぎないんですかね。

    そのかわりに(?)意外な人物がクローズアップされます。それはパリの破壊命令を無視し続けて、「パリを救った男」として後世に名を残したコルティッツ将軍。こういう人物がナチスにもいたのだなぁ。勉強になりました。

    BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。

  • オーソン・ウェルズが出ていておっとなった。味のあるいい役をやる。
    戦争映画なのにコミカルなシーンをちょこちょこ挟むし音楽が明るいと思ったらルネ・クレマン監督。なるほど。
    加古隆の音楽の方のイメージが強かったですが、当たり前にこちらが先なんだろう。

  • 映画を選ぶとき、大抵はタイトルを見て判断する。
    タイトルは誰かの台詞かな、って薄っすら思っていたけどまさか……ね笑

    耳に残ってしまう無機質な銃声や爆音。
    街を歩いてても常に監視や狙撃だらけでいつどこで命を落としてもおかしくない。
    自分の住む今の世界がそんなんやったらと、ふと考えてしまう。

    '66製作だけどほぼ全篇モノクロ。
    暗い時代を表現する為に敢えてそうしたのか。(あまりに画質?が悪いもんだから40年代くらいかと思った)
    モノクロにした分パリ市民の決起、市街戦、戦車の登場などあらゆる戦闘の場面でリアリティは出ていた。勿論戦闘抜きの時も。
    女性陣の髪型やメイクが60年代のままになっていたのが唯一めちゃくちゃ気になったが。

    一度観た作品に出演していた俳優さんを別の作品で見つけると変にテンションが上がる。
    実際Swedenの総領事役が”The Third Man”(1949)のOrson Wellesと分かった時は雰囲気の変わりように驚いたばかりでなく(笑)、どっしり落ち着いた演技が健在やったことにホッとした。
    独軍大将との掛け合いも面白かったし好きな場面の一つでもある。

    今回は人物構成を理解するのに少し苦労した。
    同じテーマを扱った『パリよ永遠に』で多少謎は解けるやろか。

  • 2時間40分くらいで長い割に中身がないというか、脈絡のないエピソードを繋ぎ合わせた感があり、結構退屈だった。
    第二次世界大戦の、パリ解放を描いた映画。

  • タイトルで昔から気になってた作品
    アホみてーに豪華キャスト勢揃い

    西部戦線異状なしを彷彿とさせるような、ヒトラーの通話と、その後の綺麗なパリの街という形が良かった。


    内容は兎に角長いし、独軍、連合国軍、レジスタンスを行き来するので少し分かりづらい。
    みんな英語だから、軍服で判断するしかなかい。


    WW2時のフランス統治ってどんな感じだったのかが分からないと、理解できない点が多かった。
    もうソ連に負けて、ノルマンディーでも負けてるから、かなり統治力は弱まってたのかな。
    ドイツの将軍も良心からパリの街を守ったというより、装備もなく孤立無援だから降伏したんじゃねえのかなと。

  • 『パリは燃えているか?』、けっこう期待して観たんですがつまらん……めっちゃ眠くなるからちょっとずつちょっとずつ、何日もかかってようやく観終わった。こんなんより同年の『アルジェの戦い』を観た方が断然良い。

    これ、『史上最大の作戦』の4年後に作られてて、あっちが連合国の上陸作戦だから逆にフランス側から描いたオールスターキャスト映画って感じ。
    ただ、『史上最大の作戦』と違って、ストーリーに一本貫くものがないというか。各キャストがちょっとずつしか出ないんですよね。短編集みたいな。
    オールスターなので集客はできたかもだけど、突っ込みどころもあって面白くない。

    あと、パリ壊滅を防いだのってフランスのレジスタンスじゃなくて連合国軍とドイツの司令官だよって話ですよね?それ、何が面白いんだよ笑。

    仏レジスタンスものだと、こういう大作映画で全体像を描いたものではなくて、個人を描いたもの、メルヴィルの『影の軍隊』とかルイマルの『ルシアンの青春』とか面白かったんで、ストーリー上あんまり向いてないのかもしれない。

    あと、ルネクレマン監督ってこんなに下手だったか?具体的に言うと、編集のテンポが一秒ぐらい速かったりするんですよ。見たいとこ見せてくれない。緊迫感もあんまりないし。

    よかった点は、オーソンウェルズが料理のメニューを思い出すシーン、あれ脚本にあるのかなんなのかわからないけど、ちょっとしたところですごくリアルだった。

    それと、ものすごいのはパンターがめちゃくちゃ似てる。M10まで出してる!すごい!
    どちらもM24ベースなんだけど、ここまでそっくりに作ったパンターって初めて見たかも。砲塔とか防盾とか違うけど、すごいがんばってます。
    同時期の『バルジ大作戦』とかはなんにもがんばってないのに笑。まああれ借り物だから改造できなかったのかもだけど。
    あとルノーR35も鹵獲仕様として登場。記録映像を入れてるシーンも多いけど、ルノーのシーンはたぶん違うんじゃないかなと。戦車が好きな人は観たら楽しめるかもしれませんね。

  • 2015/8/8 超大作…昔懐かしの すごい俳優陣で占めてますが…長い映画の割に出番は それぞれ少ない「パリは燃えているか?」のヒットラーの間抜けた言葉がタイトル化してるのね〜何だか あんな綺麗な街並みでドンパチ 戦車も出てくるなんて 戦争は怖い 映画について強いて言えば 英語だったから…国の関連や臨場感に少し欠けてたなぁと感じました。

  • 白黒なので血の生々しさはなく、少しユーモアを感じさせるシーンもあって観やすいけれど、人が簡単に死ぬことで戦争の悲惨さも伝わってくる。連合軍が到着した時のパリ市民の熱狂ぶりはちょっとひくけれど、それぐらい抑圧されてたんだろうなとヨーロッパの歴史に疎い身で思った。当時の記録映像が度々インサートされて実際にパリがこんなことになっていたとはなあとあまりにも不勉強なことに我ながら呆れた。戦争映画は苦手だけれどこういう知らなかったことを知れるから頑張って若い時観とけば良かったなあ。

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