人工知能、ロボット、人の心。 (TheWave出版) [Kindle]

著者 :
  • SpikyWave株式会社
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  • ※2018.7.1無料で入手@amazon、kindle版
     2022.7.19通勤電車で読書開始

  • 著者主催するサロンの講演録。今はやりの人工知能というテーマで著名人を招いての講演会である。人工知能というものを考える時のキッカケととして良い本と思う。無料で公開してくれているのも良い。

  • 著者も「本としての体裁をなしていないかもしれない」と言っているように、インタビューやブログ記事を抜粋したもの。しかし内容は最新の話題が多く、人工知能の現場で何が起きているかわかる。特にペッパーの記述は多く、まとめて理解できるのが良い。

  • 人工知能、ロボットの先端分野の人への
    直接のインタビューによって、構成されている。
    質問がシャープで、本音を聞き出している。

    この本を読んで、人工知能の技術が進展して、
    脳のメカニズムへフィードバックされているよう
    な感じを受けた。脳の研究も急速に進むのではないかなと思った。
    とりわけ、心は、どうしてできたのか?
    潜在意識とは、何かということだった。

    人工知能の発展によって、宇宙の謎が急速に
    進むのではないかという問いかけが面白い。
    DNAの解析ができて、より進化のテーマも
    解析されることになる。遺伝子の意味が解明
    されることは、予防医学においても重要になる。

    人間の能力は、
    「管理能力 」 「技術的 ・機能的能力 」 「安全性 」 「創造性 」 「自律と独立 」 「奉仕 ・社会献身 」 「純粋な挑戦 」 「ワ ーク ・ライフバランス 」
    この8つの分野で存在する。

    日本のロボットは、鉄腕アトムみたいに、
    仲間意識が強いところが、日本的なものが生まれる。
    ソフトバンクのペッパーも、そのような位置にある。
    コミュニケーションを大切にした取り組み。
    感情を受け入れている。

    ペッパーは、『感情認識機能を搭載した 。これが P e p p e rの重要な特徴の一つ 。相手の感情を認識する事で 、相手を喜ばせるということを行動の基本原則にした 。』

    『G o o g l eはウェブ上のユ ーザ ーの行動履歴から人間を理解しようとし 、 F a c e b o o kや L I N Eは友人同士のやり取りを通じて人間を理解しようとする 。 A p p l eは 、スマ ートフォンの利用を通じて人間を理解しようとしている 。』

    人間は、少量のデータで、判断し、
    人工知能は、大量のデータでしか、判断できない。
    人間は、面倒見るという行為が、
    一番のジコアイデンティティとなる。
    ペットやアイボ、そして、ペッパー。

    面白い時代になった。
    この著者は、時代の動きをよく見ている。
    すごいと思う。

  • 本としてのまとまりがない

  • 人工知能の話自体は他の本で読んだことのあることしか書いていなかったが、ロボット(Pepper)を何故作ろうとしているか(人に近いモノやサービスが利益を生む。インフラは最終的には核競争となり利益を生まなくなる。)という話は面白かった。

  • ロボットを2体以上用意し、ロボットの輪の中に人間を入れて会話させると、人間側の対応が変わってくる。ロボット同士で「彼(人間)の言っていることはよく分からないね」と話をし始めると、人間側が負い目を感じ始める。対話できないのはロボットではなく、自分ではないのかと思い始める。

  • ディープラーニングを含む人工知能、Pepperを代表とするロボットが着目されている背景や有識者との議論が書かれています。たとえば、ディープラーニングの何がすごいか、産業はどのように変わるか、ロボットの区分、などなど。様々な人との対話なので、意見の偏りが見られない点がよいです。
    著者も書いている通り、記事の切り抜きで成り立っているので、ところどころで内容の重複はあります。が、気になるレベルでもないです(そもそも価格も安いので)。

  • まさに人工知能の最前線、10年〜20年後ぐらいに来る社会ついて語られています。ソフトバンクが先日発表したロボットPepperの狙いなんかについてや、人間の意識とは何かとかについても。人工知能の進歩はビッグデータの集積やコンピュータの進化で急速に進んでいて、おそらく自動翻訳なんかはもう目の前のようだ。グローバル化のために学校で英語の授業、とか言っている場合じゃないと思う。iPhoneのSiriみたな機能が通訳になって英会話能力なんか不要になる未来はすぐそこだろう。

  • 人工知能の急激な進化が新しいビジネスチャンスを引き起こすとして、東京大学 松尾准教授、株式会社Preferred Networks 岡野原大輔副社長、ドワンゴ人工知能研究所 山川宏所長、国立情報学研究所 市瀬龍太郎教授、株式会社Preferred Networks 西川徹代表取締役、カワダロボティクス 影木准子氏、ソフトバンクロボティクス株式会社プロダクト本部PMO室 林要室長、日本IBM 元木剛氏、大阪大学 石黒浩教授らへの取材や講義をもとに、人工知能やロボットの今を解説し、その未来を見据える好著。ディープラーニングはデータの一部を隠してそれがどうなっているか予測し正解だったものを学習するとの説明がとても腑に落ちた。

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