シドニアの騎士 第九惑星戦役 一 (初回生産限定版) [Blu-ray]

出演 : 逢坂良太  洲崎綾  豊崎愛生  櫻井孝宏  金元寿子 
  • キングレコード (2015年4月29日発売)
4.20
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  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003831189

感想・レビュー・書評

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  • シーズン2も面白かったですが、謎が謎のまま終わっちゃたのが非常に残念です。
    しかし、どうして童貞と処女の初心な恋愛、、、になっちゃうんでしょうねぇ~この辺の設定には2Dというかアニメのターゲット層に向けたドグマみたいなものがあるんでしょうねぇ~まぁそんなにキャピキャピしている訳ではなかったので不快感はなかったですけどね。
    ともかく続きが観たい…のでマンガを全巻仕入れてみようかなぁ~

  • ※激しくネタばれています。ブクログの仕様で文字色が薄くはなりますが、ご注意ください。

    さて2D的な3Dアニメの感じにも慣れ、物語も面白く、2期最終回後に思わずwikiを見てしまったのが驚きの始まりと言うか、また金銭的に余裕ができれば原作を読んだ後に詳しく検討したいと思うのですが、長道はイザナと結ばれるんじゃないんですね!? 2期はとにかくイザナの長道への恋ゆえの献身と、(無意図的とはいえ)恋ゆえの性別の変化が相当にクローズアップされていましたから、まさかこの流れでイザナを袖にするとは思いませんでしたよね……物語的に、つむぎと結ばれることには非常に大きな意味があることは納得がいくのですが、それがこのイザナの献身と変化がすべて、本来の形で報われることがないという結果を導くのですから、2期でイザナを応援していた身としては、ショック笑。

    加えてイザナの性別の変化は可塑性がないわけです。いちど女性に分化してしまえば、もう中性にも戻れないし、男性にもなれない。その結果がユハタの性転換とくると、イザナの義手義足を「思い切った」と表現したユハタもたいがい思い切っているというか、なんで男性になったんですかね? 原作を読んでみないとわからないわけですが、wikiでざっと読んじゃったこのあたりの経緯だけで、なんかもう衝撃が大きい。イザナを好きになったからと言って男性化する必要はあったの? 女性の自意識のままイザナを好きになったんなら女性のままでいいし、どうしても自分の子どもが欲しいというなら、生殖機能だけ男性にすれば良かったのでは……長道を追いかけていた時から強引なユハタと、その強引さの割を食っていたイザナが結ばれるというのも驚きですし、これは幸せになれるカップルなんだろうか……すごく頭脳派カップルになるとは思うけども……

    なんかもうネタバレのwiki情報だけで動揺してしまって感想文の大半がこんなことなんですが、真面目に本作の感想をかきますと、もうイザナかわいかったしか出てきません。SFとしての魅力は1期が担い、2期は完全に恋愛ものに落ち着いています。重要なのはつむぎの「私も人間の体があれば長道に選ばれるのか」という問いで、事実、人間の体を持ち、性別だけもっていなかったイザナは2期の明確なヒロインです。1期の明確なヒロインは前半が星白、後半は星白を捕食して彼女の情報を吸い取ったエナ星白ですが、2期ではイザナがヒロインの座にすわり、ガウナとしてのエナ星白に別れを告げるシナリオでした。精神的にはガウナとしてのエナ星白に完全に別れを告げていた長道は、それでも自分ひとりでは彼女を倒しきれず、直接的に彼女を無力化したのはイザナです。このあたりも象徴的ですね。長道は別れを告げきることができない。イザナは自分を選ばせていない。その代わりに、自分の座に座ろうとした別の誰かを排除した。イザナは自分を選ばせるのではなく、空席を維持するばかりなのですね。星白がいたときには、控えめというか、譲ることの多い性格から一歩も二歩も引いていたイザナが、2期では星白の不在、それから事実上の星白の娘であるつむぎが長道の恋愛対象としてまだ浮上していないことから、ヒロインに昇格するわけですが、やはりこれはイザナが積極的に自分を選ばせて勝ち取った座ではない。偶然に転がり込んできた空席に収まっただけで、束の間の恋を味わっているだけなのですね。やっぱり1期から引き続いて、控えめなイザナを選ばせることに関してはとても受動的なままなのですよね。イザナは選ばれたこともないし、選ばせてすらいない。たまたま空いていたポストに収まっただけ、空白にしたポストにおさまっただけで、それは死亡率の高い偵察任務から逃亡者が出たので、急遽、その人物の穴を埋めるべく死地へ向かわされた時の状況とも共通する。イザナはいつも選ばれているわけではなく、空いたところに収まる役回りばかりさせられている。自分を選ばせる積極性を持つ代わりに、空席を維持する積極性しか持てない。そこへきて「私も人間の体があれば長道に選ばれるのか」というつむぎの問いは、問い自体が(別にイザナは選ばれていないという意味で)誤解を含んでいるというだけでなく、積極的に選ばれようという意思がある点で、能動的です。このあたりもイザナが不憫でならない。

    ガウナも人間と接したいだけかも、と言って死んだ星白の考えを受け入れている長道、そして実際にその発言通り、長道との子どもを作ろうとしていたらしいガウナとしてのエナ星白、このあたりのエピソードも考えると、つむぎと長道が結ばれるのには納得がいきますが、同時に、つむぎは人間とガウナとのハーフであって、ガウナではない。肉体はガウナで、精神は人間と言う描かれ方で、これは人間とガウナとは共生できることを示すのには不充分でしょう。あるいは、良いガウナであれば受け入れる用意はある、という人間側の傲慢な態度さえ示しているかもしれない。なのでどうしても星白の「ガウナは人間と接触したいだけかも」という言葉、それからガウナが長道との繁殖をしようとしたこと、このあたりをきちんと回収できていないという感はあり、物語的にも少し不満は残るでしょう。つむぎとどれだけ親しくなっても、それはガウナとの共生の可能性を直接には示さないからです。長道はガウナと繁殖しかけましたが、あれだって戦闘して負けたものを強引に繁殖させるという意味で完全にレイプですし、親世代の不幸な交わりから生まれた子とギリギリ親しくできたとして、親同士の関係が常にレイプでしか結ばれないのなら、それは共生とは言えない。惜しいところのある作品なのですよね。

    とはいえ、相変わらずヴァイオリンの音は素晴らしいし、女の子の体にめちゃくちゃ気合の入った3Dは見ていて楽しい。ストーリー部分に惜しさは感じますが、しかしやっぱりおもしろかったのですね。良い作品でした。3期も大変に見たいのですが、いろいろ事情もあると思いますし、期待せずに期待しようと思います。

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