闇金ウシジマくん(32) (ビッグコミックス) [Kindle]

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  • 闇金ウシジマくん32 2014

    『闇金ウシジマくん』(やみきんウシジマくん)は日本の漫画家である真鍋昌平による漫画。2004年から2019年まで『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で不定期連載された。
    2010年10月より、山田孝之主演で毎日放送(MBS)の制作によりテレビドラマ化され、その映画版が2012年8月25日より公開された。また2014年1月にはドラマの新シリーズが放送された他、5月16日には新作映画が公開された。詳細はテレビドラマの記事ならびに映画の記事参照。

    概要
    10日5割(トゴ)の超暴利闇金融『カウカウファイナンス』の経営者である丑嶋馨とその従業員の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客、およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いたストーリー。物語は各エピソードの中心となる人物の視点で進み、丑嶋はそれらの人物に接触する狂言回し的存在である。そのため丑嶋が全く登場しない回も多い。なお「○○くん」というタイトルは、当時流行した「むじんくん」(アコム)、「お自動さん」(アイフル)などのサラ金の自動契約機のネーミングから着想を得ている。
    2022年3月時点で累計発行部数は2100万部を記録している。
    第56回(平成22年度)小学館漫画賞一般向け部門受賞作品。
    連載を終了した理由として、作者は「闇金業者という犯罪者の視点で描く話に限界を感じていた。『突き詰めて描けば描くほど読者が離れる』」と述べている。その後、弁護士を主人公とした『九条の大罪』を連載開始した

    「フリーエージェントくん」編

    村上仁(むらかみ じん)
    本エピソードの債務者。「ヤンキーくん」編に登場したマサルの地元仲間。左目の下にホクロが特徴。丑嶋と同い年の兄がいる。
    時給900円の人材派遣の肉体労働で生計を立てる生活に嫌気が差していたところ、ネットビジネス講習「天生塾」の広告を見かけ、ウサン臭いと思いながらも無料の初回セミナーに足を運ぶ。セミナーの内容に感銘を受け、そこで出会った清栄真実に背中を押されるまま天生塾に入塾する。その際、入塾料調達のため、両親とマサルに計100万円の借金を背負うことになる。それ以降も優良顧客のメールアドレスなどを購入するため、親の預金通帳を盗み、多額の金を引き出したりなどしている。
    地元のヤンキー仲間を「清栄メソッド」を使って商売利用し、さらに自身で立ち上げた「村上メソッド」を成功させて多くの人間から金を騙し取るも、収入の無かったヤンキーたちに拉致され、過去のマサル同様に危機的状況に陥る。一命を取り留めた後、これを機にネットビジネス業界から足を洗う。
    その後、家族に金を返済して和解し、人材派遣の仕事に戻るが、かつて騙した被害者が自分の引退後も困窮しているのを知って悔悟し、村上メソッドを人の役に立つ形でもう一度試すという決意をする。自然豊かな地方に安価なレンタルオフィスを建て、メソッドを応用して無職の若者を集めるという地域おこしを進める。

    天生翔(てんじょう かける)
    たった9ヶ月で月収一億円を突破したネットビジネス業界の風雲児。村上、清栄の師匠筋にあたる人物。
    その実態は単なるネズミ講に過ぎないが、メソッドと称した情報商材を引き換えにすることで合法的なマルチ商法だという体裁を保っている。更に、羽振りのいいフリをすることで「このやり方は儲かる」という説得力を生み出し、儲けたいが商才はないという多くの情報弱者を騙していた。
    若いころは不良上がりのホームレスであり、恋人が敵対していた暴走族に目の前で輪姦されてから、他人の恋人とセックスして当の本人に見せつけるという歪んだ性的嗜好を持つ。その嗜好が仇となって苅部達の策略に物の見事にかかり、一時は仁とともに生命が危ぶまれる状況に陥った。自身の引退と仁の手助けにより一命を取り留めるも、丑嶋と樺谷の偽の投資話に合意したため全財産を失うこととなる。
    後にホームレスとなって少々自虐ネタ的な形で引き続きネットビジネスを行っている様子が伺える。

    清栄真実(きよさか まこと)
    天生翔の一番弟子。高級車を乗り回しているが、彼もまた2年前まで仁と同じような生活をしていた。
    初回の講習で仁に興味を持つが、後日、見当違いとみなし、しんこchを指す。マザコンでデブ専。
    天生の(ヤンキーの拘束による)強制引退を機に、情報教材を買う太客名簿を天生との約束より安く買い取り、天生の生命の安全より自身の利益を選んだ。

    しんこch(しんこちゃん)
    インターネット掲示板で「まあまあ」名が通ると自称する、天生塾での仁の同期生。最初は喧嘩腰な口調ながらも仁に声をかけ「友達になってくれないか?」と懇願するも、無視されたことを理由に仁をライバル視するようになる。
    仁と売上を競うにあたって、商材をカモに売りさばくのでなく、自腹で買って見た目だけ売上を上げるという愚行を犯し、多額の借金を抱えて家族の財産をも食いつぶす。どん底状態のところを仁に拾われ、清栄打倒のため手を組むが、隙を見て仁の持つ清栄の被害者たちのリストを奪おうとした。
    仁が足を洗った後も、懲りずに清栄のもとでネットビジネスを再開した。

    竹山耕太(たけやま こうた)
    フリーターの中年男性。リーマンショックでリストラされて以来、安定した仕事に就けず、現在は牛丼屋でアルバイトをしている。
    非常に騙されやすい性格で、仁が売りつけていた清栄メソッドをネットを通じて知り、泥沼にはまっていく。最終的に天生のホームレス仲間となっていた。

    麻生りな(あそう-)
    容姿端麗な女子大生。かねてから仁に好意を寄せられていたが、ネットビジネスで成り上がっていく仁の自信に惹かれ、交際するようになる。苅部の暴走によって輪姦されかける等の危機に瀕することもあったが、最終的には難を逃れて就職し、地方に越した仁と遠距離恋愛を始める。

    苅部(かりべ)
    「ヤンキーくん」編に登場した、迷彩服を着た少年の内の一人で、マサルと仁の地元の後輩。父子家庭。通称「苅べー」。
    かつての愛沢を彷彿させるプリン風のリーゼントヘア、楕円型の縁なし眼鏡、口元に蓄えたちょび髭と抜けた歯が特徴。
    見た目通りの短絡的な性格だが、情報商材を売る際に仁の根本的な営業思想を見抜き、その手口を真似て効率よく商材を売り付けたり、障害者年金の受給方法を不良仲間に広めたりと、他の不良仲間に比べて商才はある模様。
    仁からネットビジネスの話を聞き、マサルからその資本金をローンとして借金する。その後は仁から情報商材を購入し、自身も「苅べー激アツメソッド」なる商材を売りさばいて大金を稼ぐことに成功。しかし散財を繰り返したために借金は減らず、恐喝まがいの手法を取っていたために警察からも出頭命令が下された。
    返済金と示談金を捻出するために仲間を連れて仁に襲い掛かり、そのまま仁の入れ知恵で天生への美人局を敢行。一旦は三千万円を奪うことに成功する。これに慢心し、マサルから借金を踏み倒すばかりか貯金を強奪しようとするが、彼と護衛の獏木たちに仲間共々返り討ちに遭い、ニッパーでアキレス腱を切断され、山奥に放置された。
    その後は仁のレクチャーによって障害者年金を受け取れるようになり、車いす生活を余儀なくされながらも仲間と幸せそうに過ごしていた。
    「逃亡者くん」編では松葉杖を付いて歩けるようになった。カウカウファイナンスに雇われており、不在のウシジマに代わり闇金の取り立てをしていたが、債務者から完全に舐められた挙句罵られる有様だった。その後「ウシジマくん」編において、ウシジマの帰国を前にカウカウファイナンスを退職したことが語られている。

    モエコ
    苅部の彼女。一人暮らしをする中卒のフリーター。寝巻きのようなダボダボのファッションをしており、歯が抜けている。
    苅部以上の単純思考で、尚且つ非常に騙され易い性格の持ち主。中学時代に友人に宗教勧誘されて「幸せの笛」という高額な開運グッズを買わされており(曰く「8万のローンが残っていて、そのせいで歯の治療が出来ない」らしい)、未だにその効力を信じ続けている程。
    小金欲しさから、苅部達の天生襲撃に参加し、天生を嵌める役割を担った。

    淀ちん
    「ヤンキーくん」編に登場した、マサルの地元の後輩。
    苅部と共に地元の後輩に対して、2人がかりで卵を投げつけるイジメをしていた。

    ヤンキー仲間(仮称)
    本名不明。「ヤンキーくん」編に登場した、迷彩服を着た少年のうちの一人。
    鋭いキツネ目と金髪が特徴。仲間内で最も威勢がよく、荒事の際には先陣を切る。マサルに反撃された際も実家に復讐すると喚いていたが、一笑に付されてしまった。

    健介(けんすけ)
    マサルと仁の地元仲間。肥満体型にリーゼント頭が特徴。
    マサルや仁と3人で集まった際、携帯専門の金融屋で働いていると話した。

    獏木(ばくき)
    飯匙倩組の構成員。普段は工場らしき建物を根城にしている。
    かつては地元で敵無しと恐れられていた不良で、無意味に人の耳をライターで炙るなど傍若無人に過ごしていた。組では一番の下っ端となり、先輩組員からきつく当たられているが、飯匙倩からは貴重な生きのいい若い衆として可愛がられている。
    「中年会社員くん」編では加茂を脅迫して、カウカウに金を借りさせようとする。その件で丑嶋と交戦するがタクティカルペンで撃退され、最終話で肉蝮に片目を潰される。以後、眼帯を装着している。
    以降の話にも登場するが、銃を持つと手が震える、死体を見て吐き気を催すなど初登場時の大物感はすっかり影を潜めてしまっている。「ヤクザくん」編では肉蝮と丑嶋への恨みからマサルを手助けするが、最終的に飯匙倩に自ら止めをさす格好になってしまった。その後、丑嶋に射殺されたと思われたが実際は生存しており、滑皮に熊倉殺害犯は丑嶋であることを伝えた。最後の頼みとして丑嶋を殺させてくれと懇願するも結局、滑皮にそのまま殺され、遺体を土の中に埋められる。

    肉蝮(にくまむし)
    本名は不明。強盗殺人を犯したと噂される大男。初登場エピソードは「ギャル汚くん」編。
    歯の尖った凶相に「片手小指一本逆立ち」を軽々とこなす強靭な肉体を持つ。また、全身に刺青が彫られており背中に般若の面や、上半身正面に、通称の元になった蝮などが描かれている。自身の腕っ節に慢心している反面、丑嶋の仲間たちによる連携や不意打ちに何度も不覚を取り、隙を突かれると狼狽しやすいという弱点もある。
    言動や精神が異常で、夏でもファーコートを顔を隠すように着用している。バンプスのナオヤが自分の女(恐喝のための理由付けであり関係があったかは不明)を強姦したとして凄惨な拷問を加え、イベントの売上金を狙って代表であるジュンを恐喝する。
    その後、ジュンが丑嶋たちに追い詰められたところに鉢合わせ、包丁を片手に丑嶋を威圧するが、ワゴン車で突き飛ばされ、右腕を折られる。さらに、落とした包丁を丑嶋に奪われて本気の殺意を込めた脅しを受け、しぶしぶ敗北を認めた。その直後に、丑嶋に対する復讐を誓った。
    「ヤクザくん」編でも再登場。「100人斬りの強姦魔」や「女子高生をアナルレイプするのが趣味」など、さらに凶暴な面が誇張された恐ろしいキャラとなっている。
    後にマサルの丑嶋への復讐協力に同意する。飯匙倩や熊倉を始末し終えた丑嶋を急襲するが、再び駆けつけた柄崎のクレーン車に撥ねられ、前回と同じ展開で重傷を負う。
    その強さは丑嶋をもってして「タイマンではかなわない」と言わしめたものの、車の修理代として500万円を要求されたことに悪態をついて終わる。その後は本編に登場しておらず、生死不明の扱いになっている。「悪役キングコンテスト」「悪役総選挙」ともに2位。
    スピンオフ作品『闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説』では主人公を務める。お決まりの不意打ちに弱い描写はあるが、桁外れの強さ、意外なほどの博識さ、頭の回転の速さを見せている。また、自分が認めた者にはある程度の寛大さをもって接するなど、本編では確認できなかった新たな一面が描写されている。

    飯匙倩(はぶ)
    蛇腹組藪蛇組の構成員→飯匙倩組の組長。初登場エピソードは「楽園くん」編。
    獅子谷鉄也よりも少し上の世代。腕や首に刺青がある。
    覚醒剤ビジネスを行っている売人(プッシャー)の他、若者にショップ経営への融資を請け負っている。自身の面子のためには手段を選ばず、自分の覚醒剤に混ぜ物を入れて販売した人物を監禁し、金槌で指の爪を叩き割ったり、失態を犯した協力者を拷問して殺害するなど、性格は極めて残忍で冷酷非道。腕っ節も強いが、丑嶋との戦闘で殴られた瞬間に藪蛇組長から招集されて場を離れる羽目になり、これが「素人に殴られて逃げた」と悪い形で拡散。以後は業界の笑い者になり、丑嶋を恨むようになる。
    「元ホストくん」編の時点では、覚醒剤ビジネスで逮捕されたことが明かされ、「中年会社員くん」編でまもなく出所することが語られた。
    「ヤクザくん」編で本格的に再登場を果たす。以前に比べて形相がさらに凶悪化しており、クールでシニカルな言動が目立つようになっている。
    自らの飯匙倩組を立ち上げ、マサルと協力して丑嶋殺害計画を着々と進めるが、最終的に丑嶋の策略によって、全身にガソリンを浴びて火だるまになって焼死するという壮絶な最期を遂げた。
    「ウシジマくん」編でも回想シーンに登場。獅子谷鉄也に覚醒剤を売りつけており、彼が敬語を使うほどの人物として描かれている。

    「復讐くん」編

    井森(いもり)
    飯匙倩の弟分で家守の兄弟分。眼鏡が特徴。36歳。
    熊倉理事長を襲った鼓舞羅の有金3億円が無くなっていたことから、その場に居合わせていた丑嶋を疑っている。かつては飯匙倩を尊敬していたようだが、出所後の彼にはあまりいい感情を抱いていない。カウカウファイナンスの内部情報を得るために、飯匙倩が獏木とマサルをつるませていたことを知らずに獏木を襲ったことで、飯匙倩に自身のスリングショットで前歯を折られる。「ヤクザくん」編で、滑皮の部下・梶尾に車ではね飛ばされてケガを負った。飯匙倩組で唯一生存している人物。

    家守(やもり)
    飯匙倩の弟分で井森の兄弟分。飯匙倩や井森と同じ地元の出身。井森より一つ下の35歳。
    舎弟である獏木や最上をたびたび虐めている他、久米原宅への強盗の際にも、布団の中で身動きを取らない久米原をわざと工具で叩くなど、井森に輪をかけて嗜虐主義的な一面が目立つ。加納を拉致した時も嬉々とした様子で拷問を行った。井森同様、獏木を襲ったことで飯匙倩にスリングショットで前歯を折られる。飯匙倩とともにガソリンを浴びて焼死した。



    以上のようにWikipediaで紹介される作品。
    真鍋昌平氏による著作。
    週刊ビッグコミックスピリッツ2014年第25号、第27号〜第29号、第31号〜第33号、第36号〜第40号掲載作品。
    2014年11月4日初版第1刷発行
    電子書籍制作会社 株式会社昭和ブライト

    フリーエージェントくん23~31
    復讐くん前編、後編

    冒頭から天生翔に対して詐欺師が訪問して帰る所から。
    天生翔自身の情報商材マルチ商法も詐欺師とやっていることと大差ないわけだが・・・
    つくづく思うけれど、豊かになるためには真面目に働く必要がある。
    そして投資はネット証券での米国株式やS&P500、全世界株式、先進国株式などのインデックスファンド積立投資以外は全て詐欺であると心得ることだ。

    天生翔を拉致し暴行、脅しを加えるところから物語は急展開する。
    マサルくんもつぶそうとする苅部達だったが・・・
    多勢に無勢で逆にやられる。
    4人ともアキレス腱を切られ・・・なんと無惨な。
    かわいそうだと思うけれども、同情はできない。
    なぜなら暴力、脅しをして金を奪おうとした連中でもあるからだ。

    物語の終わりに(1年後)に仁からのメールで障害年金を受け取れるようになった刈部達の姿も描かれている。なんだかんだハッピーエンド感ある終わり方だ。
    闇金ウシジマくんの中では珍しい終わり方だ。
    そして学ぶこともまた多い回だ。

    最後に地方の漁港でりなさんと再会し食事や花火に誘う仁。
    良い終わり方。
    ただそこからマサルからの電話があり復讐くんにつながっていく・・・・

    この復讐くん以降の闇金ウシジマくんはこれまでの展開とは違い物語が収束に向かっていく流れだ。沖縄県での逃亡者くんでは沖縄県の事情が描かれるが・・・
    ヤクザとの死闘編が続く感じ。
    闇金ウシジマくんの各編の話はこのフリーエージェントくん編までといった感はある。

    復讐くんでは肉蝮も登場。
    飯匙倩も刑務所から復帰。

    肉蝮は公園の地面に入っている手すりを持ち上げる・・・
    正真正銘の怪物やろこれ。
    飯匙倩も獏木も丑嶋、肉蝮という怪物にやられたのだ。
    素人だの一般人だのという家守の台詞はまったくもって現実を見ていない。
    レッテル貼りではなく、一人ひとりをちゃんと見るようにしないと判断を誤る。


    印象に残った点

    私にはたくさんの人間が集まってくる。
    中には詐欺師も混じっているから厄介だ。

    この人は俺の女を奪っただけでなく、俺の全財産まで奪う気なのか?

    心配するな、特商法で逮捕された情報商材案件はまだない。
    逮捕例はリフォーム会社や関連グッズなどの悪徳商法ばっかりだ。
    被害届を出されても、警察には判断しかねる案件なので動きにくいんだ。
    せいぜい行政罰がいいところ。
    警察も提訴して民事で争ってくれ、というのが実情だ。

    ないものはないよ。
    金持ちのフリだ。
    すべては私の自作自演だ。
    金持ちを演じれば、人は私に興味を持ち私のようになりたがる。
    そして情報商材が売れたのだ。
    だがしかし、現金はもうない。
    金持ちを演じるには金がかかる。

    借金まみれでやっとあなたの側にたどり着いたら、
    あなたは金メッキを貼った嘘まみれのハリボテでした。

    マサルから聞いたぜ。
    お前は自分の全人生を賭けて勝負したんだろ?
    すげーじゃねえか。
    なんもしてねー奴よりよっぽどマシだ。

    弱い人間にババを引かせる稼ぎ方はうんざりだ!
    息が詰まるし、行き詰まる。

    もう一度試そう。
    本当に人の役に立つ村上メソッドをもう一度・・・

    自分だけが良ければいいっていうビジネスモデルはもう終わりさ。
    本物のビジネスは多くの人に感謝されつつ、確実に利益をあげなきゃだめだ。

    2023/12/24(日)記述

  • 「フリーエージェントくん」の結末。
    天生の資金繰りが行き詰まり、苅部たちの仁への報復が始まる。
    そこへマサルの借金取り立てが絡まり、次の「復讐くん」へ繋がっていく。
    村上仁は田舎に引っ込み、地域に根ざした人材・資源を有効活用したサービスを立ち上げ、新たな村上塾を開こうとする。

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著者プロフィール

漫画家。神奈川県出身。1998年、『憂鬱滑り台』で「アフタヌーン」(講談社)四季賞夏のコンテスト四季大賞を受賞、同誌同年9月号に掲載され商業誌デビュー。2011年、『闇金ウシジマくん』(小学館)で第56回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。その他著書に『スマグラー』『THE END』(講談社)などがある。

「2017年 『THE END クライマックス編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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