- Amazon.co.jp ・電子書籍 (173ページ)
感想・レビュー・書評
-
▼こういう人におすすめ
コミュ障に向けられた本です。この本はコミュ障に理解があります。
というか、著者がコミュ障を自称しております。
▼手に取った背景
コミュニケーションを楽にするための方法論について情報収集していた折に
YouTubeで「コミュ障」といれて検索したところ、この本についてレビューしている動画がHITしました。
そこで、「コミュニケーションはゲームである」という著者の世界観を耳にし
「ゲームってなんだろう」と興味をそそられたのがきっかけです。
▼効果は?
めちゃくちゃ効果ありでした。
まだ1週読み終えた直後なので実践できているわけではないですが、
コミュニケーションについて捉え方を見直すことができ、ハードルが下がった感があります。
この本で述べられる具体的な技術を習得し、コミュニケーションを楽しんでいけるようになりたいです。
▼かいつまむと、どんな本?
著者である吉田尚記さんはラジオDJのパーソナリティーとして大活躍しているニッポン放送のアナウンサーです。
元々コミュ障だった、との事です。そんな吉田さんが苦労の末に練り上げた「コミュニケーションを楽にするための技術」を指南する本です。
トークラジオの内容を文字におこして編集をかけた内容になっているので、リスナーへの語り口調で進行していきます。
構成としては、こういう事が書いてあります。
・コミュニケーションとは何だろう
・コミュ障ってどんな人種なんだろう
・コミュニケーションというゲームの攻略法
・質問の仕方、キャラ設定、ゲームの反則行為
この本には「コミュニケーションとは、エレベーターの気まずさを解消すること」という主張があります。
あまり精神論的な事は書いていません(おそらく、著者も効果的でないと考えている)。
コミュニケーションというゲームは強制参加で、社会で生きていく以上、誰も避けることができません。
話す相手は全員味方で、共通の敵である「気まずさ」を倒し、楽になる事が勝利の条件、と言います。
攻略法については、具体的な行動や、こういうときはこう思えばよい、という技術に特化して説明されます。
元々コミュ障である私にとっては、取り入れやすいものばかりでした。
詳しく知りたい方は、是非手に取ってみてください。
▼この本のハイライトシーンは?
キャラ設定の技術を紹介する際にでてくる『愚者戦略』の話です。
自分のキャラは戦略的につくろう。そして、それは自分の欠点・弱点・コンプレックスから生み出そう。というもの。
これだけ聞くと「そんなの、ツッコまれたくない、いやだ」と思うかもしれません。
でも、そう思う人こそ、この本はお勧めなので、あえて『愚者戦略』を取る意味を確認しにいってほしいなと思います。
▼まとめ
コミュニケーションは相手のためにある、という事を学ぶことができました。
自分のことをわかってほしい、相手を説得したい
特にビジネスの場では、一定の成果を出すためにこれらを重視せざるを得ない時があります。
ただ、これをする事で相手を従わせてしまったり、言い争ってしまったら、負けなんだという事。
この本に書いてある技術を取り入れて、相手にとって「話すのが楽」と思われる人になりたいと思いました。
以上詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本良い!コミュ障の人には一筋の光になる本なのではないか。
-
コミュニケーション能力とくのはトレーニングを積んで上がるものであって、最初からうまくしゃべれる人なんてあまりいない。9割の人はコミュ障。
でも克服できるし、また元コミュ障のほうがしゃべりづらい人の気持ちがよくわかる。会話のエキスパートになれる!
なーんだこれもっと早くだれか言ってよー!
・コミュニケーションの目的は相手を説得することではなく対話することである。
・しゃべるのは相手がメイン!自分は、相手の話を広げるために質問する、その質問力をあげよう。自分がしゃべるのは、相手に質問されてから。
・お互いが気持ちよく楽しくなれればコミュニケーションというゲームは勝ち!相手を論破したところで、気持ちよくなれていなければそれは失敗。
サッカーに例える話が多かったけど(笑)、わかりやすくおもしろかった。 -
「考え過ぎて言葉が出てこないコミュニケーション苦手タイプ」な方にオススメな本!それ以外のコミュ障の方も救済してくれる本!実際、この本を読んでからは会話をすること自体が楽しいとか好きだと思えるようになりました。
-
「コミュニケーションはゲームである」この発想はなかった。コミュ障脱出のために、明日から楽しんでゲームします。という元気を貰える本。
-
ニコニコ生放送でのトークをテキストに書き起こしたもの。
人との会話を楽しむためのちょっとしたコツを教えてくれる。読み物としても面白い。 -
コミュ障だったアナウンサーがコミュ障のために書いた本。未だに自分をコミュ障だと思っているというフレーズが共感できる。コミュニケーションは手段であると同時に目的であり、それ自体が快楽であるという考えで具体的にコミュ障を解決していく技術について書いている。