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- / ISBN・EAN: 4589921400848
感想・レビュー・書評
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2014年のフランス・アメリカ・ベルギー・イタリア合作の伝記風映画。ハリウッド・スターからモナコ公妃となったグレース・ケリーが、存亡の危機に立たされた公国を救うために見せた「一世一代の大芝居」を描いている。
海外の女優さんたちは、自己表現力が強くて、嫁入りした王室の伝統や慣習などよりも自分の正しいと思ったことに対して公然と戦う。
1962年、フランス大統領ド・ゴールは、長引くアルジェリア戦争の戦費を得るため、モナコ政府に対し、モナコ国内にあるフランス企業から税金を徴収しフランスに支払うように要求する。レーニエ(ケリーの夫でモナコ大公)は「モナコの国家基盤を揺るがす」として徴税を拒否するが、ド・ゴールは「要求を断るなら、モナコをフランス領として併合する」と声明を発表し圧力をかける。そのころ、ケリーもヒッチコックからハリウッド映画復帰の話を受けるも、モナコ存亡の危機に対して女優復帰とはと夫との不仲も表面化、ケリーの信頼できる味方は神父だけだがその神父も米国に帰国。さらに、ドゴール暗殺未遂により各国大使はモナコから引き上げ、モナコ公国は外交的にも打つ手がなく最早風前の灯火だったが・・最後はケリーが映画女優としてではなく公妃としてドゴール大統領に一世一代のスピーチを。
スピーチから半年後、元米国有名女優に米国の影をみたドゴール大統領は徴税を撤回、一人の言葉が政治力学を制した瞬間でした。
それにしても、ニコール・キッドマンに超接近したカメラワークはある種の趣向だろうが終始見づらかったのが玉に瑕。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
王妃すら演じきれる大女優。
モナコってカジノでお金持ってるイメージだったからこういう危機は知らなかった。あとヨーロッパだから当然なんだろうけど割と古い歴史があるんだな
秘書のマッジが嫌われ役のいい奴だった。 -
ニコール・キッドマンがひたすらキレイだった☆彡
途中お妃教育の特訓のようなものを受けるが、その時点で子供3人いたような…。
お妃教育って自分からお願いしないと受けさせてもらえないのか?
婚約中からお妃教育するんじゃないのかな。何か事情があったのか。なら、その事情を分かるようにしてほしかった。
この辺で違和感あって観るの止めようかと思ったけど、仏との戦争勃発状態で面白そうになったので最後まで観た。
相手役の<レーニエ大公>はもっとかっぷくのある俳優が演じた方がよかった。体型が貧相で小柄過ぎてニコールと釣り合わんよw -
ニコールキッドマンと、衣装はとびきり素敵だったけど、お話はイマイチ。描いていい範囲が少なかったんだろうな。
世界観を味わうために見るならいいかも。
2018.09.08 -
人生にとって演じることも大切なこと。
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ニコールキッドマン、美しいんだけど、ニコールキッドマン以外には見えなかったかな。
ヒッチコックのスクリーン復帰スカウトから始まるこの物語はとても美しい。裏切りやら失望やら哀しみやらがぎゅっと詰まっているのだけど、実のお子様達もこの作品を美化しすぎていると批判しただけあって、何も関係ないわたしでさえもおとぎ話のプリンスのようでしかなかった。おとぎ話〜のスピーチを冒頭にもラストにも持ってきているから製作者側も意図して作っているのだろうけど。
生前のグレースケリーの作品を観ようと思った。強くて芯のあるプリンセスのスクリーンでの表情を観たい。 -
二コール・キッドマンは二コール・キッドマンにしか見えないけど、この役を演じられるのは彼女しかいないよなぁという納得感はあり。
公務や家族のことで苦悩する公妃の姿はまぁ想像通り。モナコとフランスをめぐる緊迫した国際関係は初めて知ることで勉強になりますが、どんなどんでん返しがあるのかと思ったら、公妃が感動的なスピーチをして解決では、なんか安易だなぁ。 -
健やかなる時も病める時も。愛し愛されることがフェアリーテイルなら、フェアリーテイルに生きるか。やっぱり人生を“演じ切った”のだろうか?