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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (225ページ)
感想・レビュー・書評
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リクルート出身で、ソースネクストの常務取締役などを経験した公認心理士の小倉広によるビジネスハウツーマンガ。タイトルの通り、課長(初級の管理職)の仕事内容や課長がぶつかる壁とそれを乗り越えるヒントをストーリー形式で描いている。初めて組織のリーダーになる人が、自分の役目は何か、どんな考え方があるのかをさらっと知るにはいい本だと思った。また、著者が心理学のバックグラウンドがある故か、部下指導・育成のための心理学的な説明も入っており、一定納得感があった。
印象に残ったのはここら辺の話。
「ホランダーの信頼蓄積理論」
「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め」
マズローの欲求5段階説に対応する、各欲求に対するインセンティブ
「成果承認」「行為承認」「存在承認」の話
クルト・レヴィンの公式「Behavior=f(Personality・Environment)」
アドラーの「論理的結末」
〈論理的結末=約束の例〉 ・同じミスを何度もくり返した場合は、仕事の種類を簡単なものに変える ・何度も同じ失敗をした場合は、冷静に低い評価をつける ・会議に遅れてきても本人を待たずに先に始める ・提出物の締切を守らない場合、受け取らない など
改善の3S
・Standardization
・Specialization
・Simplification
課長の仕事の総仕上げは後継者をつくること詳細をみるコメント0件をすべて表示
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