神は沈黙せず(上) (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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#SF

感想・レビュー・書評

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  • 過去に何度も読んでいる本。いろいろなオカルト現象が盛り込まれていてワクワクする。 

  • ここまで踏み込んで物語を創造するのか、と驚嘆。

    SFと一言で言ってしまうのが本当にスケールの広大さに戸惑ってしまうが、まさになんでもアリの世界である。

    宗教や神学に触れるのはもちろん、最先端化学や量子論、歴史や政治、国家論まで総動員してスケールのデカい舞台設定を構築していく。

    我々読者はまあ、その怒涛の情報量に圧倒されつつ飲み込まれていくわけだなあ。
    ほんと凄い。

    神ってなんなのか。
    進化とはどういうものなのか。
    本当の意味でのAI、人工知能は実現可能なのか。

    これが2000年台初期に書かれているということがちょっと信じられないのだけれど、未来を描く描写が実際の現在とちょっとだけ、ほんと微妙に違っている事が、ああ、これはフィクションで作者が想像して書いたものなのだ、と改めて思えて逆にリアリティを感じるという皮肉。

  • 山本弘のオカルト・宗教系知識爆発な、すばらしい本。薀蓄と設定だけで涎が出る感じ、はてさて説明のつかない超常現象の数々は神の存在証明となるのか。

  • 似非科学やオカルト、UFO二関しての蘊蓄がひたすら語られる。語り手の女性ライターの意見という体なのだけど作者がむき出しで、読んでいて辛い。他の人のレビューで下巻から面白くなるというのを期待してようやく読み終えた。

  • UMAや超能力等の説明がいちいちくどいが、説明のあとの物語が面白く、きっと後々この知識は役に立つのだろうと思い読む
    説明の際に目が滑りそうになりつつも上巻、読了。

    途中、途中で以前から漠然と思っていたことが言語化され驚いた

    173p
    テレビを作る人間も、それをみる視聴者たちも、昴の子らの信者たちが自分と同じごく普通の人間であるのいう事実を、極端に恐れているのだ。
    それを認めると、自分の中にも狂気がひそんでいる可能性を認めることになるからだ。
    だから、彼らがどれほど異常であるかという情報を流し、受けとることで安心したいのだ
    ─あいつらは異常だ、俺たちとは違う─と

    447p
    確信を抱くのがいちばん危ない。常に『自分は間違っているんじゃないか』『論理ではなく盲信で動いているんじゃないか』と問いかけることです。
    自分が間違っている可能性を探すこと。それが道を誤らないための唯一の方法です。

    最後の終わりがとても気になる終わりかたで…
    でもそうだよな、あり得るよなと
    あの子供たちは誰かの子供なのか
    それともシミュレーションなのか

    下巻も楽しみ

  • 下のほうに

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著者プロフィール

元神戸大学教授

「2023年 『民事訴訟法〔第4版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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