三月の三日月なにもなしえない道のはたてのそらの切り傷
挫折後の痛み、閉塞感だろうか。
満ちてくる光の中で口ごもるなにかさびしいきみのひとこと
良いシーンだが、「さびしい」と書いてしまっては惜しい。
均されてしまった土の中に尖った小石が混じっている すこし輝く
尖っていたい年齢、世代なのだろう。
まっすぐにまっすぐにゆけ/この夏の終わりの道を/たったひとつの
青春の一途さは、挫折した時が怖い。
そのままに/そのままに/ただそのままに/僕らの生をいまそのままに
現状保持の感情だろうか。繰り返しは試みだろうが、成功していると言いがたい。
壊れてよ もっと壊れて どこまでも壊れ果ててよ 解体屋です
破壊ではなく、形成する事が大事と、僕は思っている。
此の中に在るものはただ単に愛といいます それ以外無い
愛を口実に、壊してはいけない。