流転のテルマ (2) [Kindle]

著者 : 蔵西

• マンガボックス (2018年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[OGwessさんの感想 · 2022年1月23日]

BL的に展開しそうでな本作品、この2巻でヒロイン登場。ヒマラヤの温泉あり、神秘的スポットあり、人が集まるところ大小に関わらずどこにもある噂話や嫉妬や猜疑心や権力や自主による監視、、、そんな村でそれでも旅人や巡礼を迎えるチベット文化圏らしい村の存在。ソナムがますますイケメンになっていきます。女装の徳丸は可愛い女の子にしか見えず。ヒロイン、ラモの登場で前近代的価値観の村を出て自分の価値観で自分の人生を切り開き村本にも新しい視点をもたらそうとする、この作品にも深みと使命が生まれ。蔵西さんには尊敬と共感しかない。尊敬と共感を持ち続けることこそが、本当に生きることだ。

[nimbus3さんの感想 · 2018年10月22日]

コミック

著者プロフィール

漫画家、絵地図作家。チベットの少年僧の漫画『月と金のシャングリラ』（イースト・プレス 2020）が第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選出。司馬遼太郎のデビュー作を漫画化した『ペルシャの幻術師』（文藝春秋 2022）が評判を呼ぶ。雑誌等の挿画、挿絵などでも活躍中。

「2023年 『チベット女性詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」