ウバールの悪魔 上 シグマフォース (竹書房文庫) [Kindle]

  • 竹書房 (2013年11月1日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • kindle unlimitedの対象作品にこのシリーズの作品が大量に入っていたので試しに。
    海外のこの手のカテゴリ(スリラーというのでよいのかな)は本当にスケールがでかい。日本の小説ではまずお目にかかれないような内容がポンポン出てくる。
    しかしこれまた海外作あるあるだが本作も宗教がらみだ。日本でも歴史上宗教がらみの紛争は数多く起こっているが,それとはだいぶ経路が違う。この辺はほとんど無信教に近い日本人にはなかなか理解できない世界のはなしである。
    で,まだ前半を読んだだけだが,本作は大英博物館の中東の貴重な歴史的遺物を収蔵している建物で大爆発が起こる。調査の結果遺物の一つが謎の爆発を起こしたらしい。コレクションのオーナーでもある大富豪一家の女主人は謎の爆発がかつて父が砂漠の真ん中で姿を消した怪現象と関係があると考えて,遺物の発見現場である幻の国ウバール入り口の調査隊を組織する。一方USのDARPAでは爆発が反物質によるものと考え,膨大なエネルギー源たる反物質の知られざる鉱脈の発見に通ずると介入してくる。しかしそこには更に謎の組織も介入してきて武力衝突が起き関係者が次々に死んでいく。果たしてウバールは見つかるのか,爆発の原因は解明されるのか,父の死の真相は,という話。
    探索の舞台はオマーン。ほとんど名前しか知らない国なので興味深い。そして聖母マリアがキリスト教だけで中イスラム教でも崇拝の対象だと知って驚いた。更に,100年以上前にロシアのツングースカで起こった隕石の大爆発も全く知らなかった。「君の名は」とかのレベルの規模でないとんでもない大爆発だったのだな。いやぁ勉強になる。

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著者プロフィール

[著]
ジェームズ・ロリンズ
James Rollins
1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グラント・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。また、少年少女向けの冒険シリーズとして『ジェイク・ランサムとどくろ王の影』を執筆している。
ジェームズ・ロリンズのオフィシャルサイト
■http://www.jamesrollins.com

「2022年 『セドナの幻日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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