外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~ (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 自己啓発書、ビジネス書を普段読むことはほとんどないが、これはかなり的確に心に刺さる読書になった。知的生産を生業とする者にとって、啓示的な言葉がいくつもあった。
    より自分の価値を高められるように、今後の指針が見つかった気がする。

    気になる言葉はいくつもあったが、一つ挙げると"知的生産に貢献する実質的な知的ストックを作るという文脈であれば、どんなに評価が高く、多くの人がほめちぎっている本であっても、自分自身が心底面白いと思えないのなら、その本には一ミリの価値もないのだ、と断定するくらい独善的でいいと思います。"という言葉。
    この「独善的でいい」というスタンスが痺れる。

    もともと唯我独尊的な性格ではあるが、より"独善的"に進んでいこうと思う。

  • 簡単なようで、実際に回すとなると難しいことについて、内省しながら一つ一つ確認していくことができる。目新しいことはないが、改めて気付かされる点は多い。

  • 期待した内容ではなかった。

  • KindleUnlimitedだったので、ざっと流し読み
    自分はもう若くないので・・・

  • 思考技術 のトレ ーニングではなく 、行動技術(心得)のトレーニング(戦略→インプット →プロセッシング→アウトプット)

    ・顧客がすでに持っている知識との差別化 」が問題
    ・ここでいう顧客とは 「知的生産物 」の受け取り手(取引先、知的生産物の発注者である上司や他部署の人も)
    ・上司やクライアントと一番話したくないときこそ 、本当は一番話さなければならないとき
    ・管理職の大事な役割は 、 「ここまでやれば及第点 」というラインを提示すること
    ・プロフェッショナルというのは 8 0 %の力でクライアントを継続的に満足させられる人のこと
    ・仮説と真説を混同して 、最初に立てた粗い仮説の証明だけに没頭するような態度を取ってはいけない
    ・「よい答え 」は、適切に情報が集められ 、それを虚心坦懐に見れば自然とそこに立ち現れてくる
    ・長く考えるよりも 、短く何度も考える方が突破口を見つけやすい
    ・視野、視点、視座を変える方法。視座を上げるとは、「誰の利益を背負っているか 」という立場を変える
    ・プロセッシングの精度とスピ ードを高めたければ 、主要な数値の規模感を押さえておく。 『日本の統計 』。『会社四季報業界地図 』
    ・極端に目盛りが振れているモノやコトがあった場合 、その逆側に振れた目盛りがその背後に潜んでいるのではないか 、と考えることで大きな気付きが得られることがある

  • 外資系のコンサルではないので、その職業についている人にとっては有益かもしれない。
    自分もいつか参考にはなるかもしれないが、現時点ではあまり。
    飛ばし読みをしてしまった。

  • 経営者、コンサルタント、組織のアウトプットの質を高めたい人には、山口周さんの本はどれもオススメ。

  • 問いをずらす
    質問には答えず質問で返す
    アンラーンをくり返す
    この行はなるほどな!と目からウロコ

    とにかく紙に書いてみる
    アウトプットのイメージをもつ
    この行は、ですよね、という感じでしたね。

  • 知的生産についてのエッセンスが詰まっている。
    なるほどと思った箇所が本全体の2割程度あった。
    体形的に思考を整理してくれる。

    取り入れてみようと思うこと
    ・企画書はターゲットの知識を意識して、そことの差別化で作成する。
    ・プレゼン中の質問は、本当の意味で質問ではなく、対意見や懸念の表明であるため、納得のいく説明をする
    ・受け手の反応によってプレゼンの仕方を変える。
    ・情報収集に際して、指示は「行動」ではなく「問い」で出す。

    以下引用

    知的生産においては「顧客がすでに持っている知識との差別化」が一番大きな問題になる。→顧客ターゲットをあいまいにしたまま、知的生産のプロセスに突入してしまうと「目標設定ができない」という問題が発生します。

    これはよく勘違いされている点なので注意しておいてほしいのですが、知的生産における失敗というのは、知的成果物の品質で決まるものではありません。 知的生産における成功・失敗は、あくまでも「顧客の期待値と実際の成果物とのギャップ」によって決まります。

    いつもは六十点でやりすごしながら、ココゾというときに百五十点を取りにいく、というのが知的生産における勝ち方。

    顧客が質問をするとき、それが本当の意味で質問であることは滅多にない からです。相手が質問をしているとき、それは 質問という名を借りた反対意見や懸念の表明であるケースがほとんど。

    「新しさ」には二つの出し方がある、という点です。具体的には「新しさ」を出すには、「広さで出す」のと「深さで出す」のと、二つの方向性がある。

    情報収集に際して、指示は「行動」ではなく「問い」で出す

    縦軸は「紙」と「声」。そして横軸は「社内」と「社外」。こうするとそれぞれの象限から「社内資料」「公開資料」「社内の関係者インタビュー」「社外の関係者インタビュー」 という四つの情報ソースが浮かび上がることになります。   ホワイトカラーが知的生産において活用できる情報ソースは、全てこの四つのどれかに含まれる ことになりる。

    仮説を持つというのは、つまり「問い」に対する現時点での答えを持って臨む

    思考の総量は「考える時間」の量よりも「考える回数」の量によって決まる。

    知的生産では「統合」「分析」「論理」「創造」の四つの脳のモードを、段階に応じてうまく使い分けることが求められる。

    帰納によって導き出された「不可能です、無理です」という結論に対して、この「そもそも、どうしてそうなのか?」と「もし、○○だったらどうなのか?」という二つの質問を多用して、自分と周囲の思考レベルを深めるように意識して

    共感できない、反感を感じるということは、その情報が自分の価値観や思考を映し出す反射鏡になる 。

    まず、受け手の反応が「共感×面白い」と予測される場合、   What → Why → How  の流れでアウトプットを組み立てます。  最初に興味・関心を引きそうな結論(= What)を打ち出した後で、なぜそれが有効なのか(= Why)、どうすればいいのか(= How)を説明する、という流れです。さらに、このアプローチを採用する場合、情報量は全般に少なめでいいでしょう。人は自分が共感している内容についてはクドクドした説明を聞きたがらないので、テンポよく、一気に How =行動プランまで駆け抜けていくプレゼンテーションがいいと思います。

  • 電通・外資系コンサルを経て組織コンサルタントの著者による、知的生産についての99のtips
    1章 戦略
    2章 インプット
    3章 プロセッシング
    4章 アウトプット
    5章 知的ストック(読書術)
    という形で、4章までが知的生産工程に当たり、5章はそのアウトプットの層を厚くするための知的ストックをどう構築するかという方法を説く。

    各tipsの末尾には、5章でいう「名著」のフレーズが添えられており、各項目の内容と相まってより印象に残る。

    心に残った部分を。
     2章 インプット
    23.「とにかく、なんとかする」という意識を持つ
    なんとかする、と考えて行動していかないと出てこない「知的な粘り」があるよね、そういう人のほうが成長できるよね。結局身も蓋もないけど。ということ

     3章 プロセッシング
    26.「行動」を提案する
    ”ビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込むことではじめて価値を生み出す”
    結局膨大な情報を集めて分析しても、それをドヤ顔で説明してもそれだけではいけない。必ず”いま、ここにいるわたしは、これからなにをすればいいのか”
    →他の項目でも共通しているけど、最近の「論理的思考」ブームに対しての批判。結局は思考が目的ではなく、すべては(その思考の結果として)行動することが目的だよね、ということ
     

     4章 アウトプット
    67.ベクトルではなく、到達点を伝える
    抽象行動用語(推進する/強化する)ではなく、具体的に記述すること。ベクトル(向き)ではなく、任意の点を。

    68.説得よりも納得を、納得よりも共感を追求する
    合理性で案外人は動かない。納得→共感することによって人はその人の内的エネルギーでもって動いてくれるし、動くってそういうことだよね、最終的に知的生産の目的って社会をよりよくすることだから、人々をその良い方向へ駆動させることだよね、だから共感は忘れちゃいけないよね、という

    目次だけでもアイキャッチな言葉が並んでいるので、気になったところをつまむように読んでも良いかと。また忘れた頃に読めば、また違ったところが心に残りそう。
    まず、なんとかする、という意識を忘れないようにしたい。

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著者プロフィール

山口周(やまぐち・しゅう)
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。2019年7月4日、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)刊行。

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